思いがあっても伝わらない

きのう沖縄から帰ろうと空港に行っとき、

20代後半のアジア系の女性から

「Excuse me」

と、声をかけられました。

つづけて女性はいいました。

「Where is “オモレア”」

「?」という顔をするともう一度いいました。

「Where is “オモレア”」

似た日本語がないか探してみましたが、

15秒くらい考えこんでいると、

サンキューと言って行ってしまいました。

お役にたてなくて残念でした。

もう過ぎたことでしたが、

飛行機を待っているときもいったい

あの”オモレア”が何だったのか

気になって考えていました。

そしてしばらくして

もしかしてと思いついたのが

「モノレール」

でした。

きっと沖縄に到着した方で、

モノレールに乗って移動したかったのでしょうね。

いまさらながら

すぐ気付いてあげられなかったことを

少し後悔しました。

その女性の中ではきっとモノレールの

映像がくっきり見えていたのでしょう。

でも、

思っていてもいい方を間違えてしまえば、

思いは伝わりませんね。

でもこれって、

家族の関係なんかにも当てはまりますね。

例えば、

心の中では子供のことを心配していても、

いつも口に出している言葉が

「勉強しなさい」

「何をやっているんだ」

「しっかりやりなさい」

「ご飯はちゃんと食べなさい」

なんて命令口調ばかりなら、

心の中では心配していても

「怒っている」としか伝わらないでしょう。

そしてまず、

相手に分かってもらうためには、

「分かって欲しい気持ちが何か」が

自分の中でクリアになっていないとできません。

そして、

分かって欲しい気もちを

そのままストレートに伝えないと伝わりません。

「察してもらろう」

「わかっているはず」

なんて思っていると、

結局最後に分かってもらえず

困るのは自分ではないでしょうか。

さて、

あなたが大切な人(たち)に

わかって欲しい気持ちは何でしょうか?

その気持ちは

ストレートに伝えられているでしょうか?

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