理解されることを目的にして聴かない

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◆オンライン傾聴体験会
・6月6日(日)19時 ※追加
・6月15日(火)10時
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・7月6日(火)10時
・7月13日(火)10時
・7月16日(金)20時
・7月28日(水)20時
https://bit.ly/340LrDl
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いつもありがとうございます。
雨の日は散歩日和、岩松正史です。

突然ですが「7つの習慣」という本を知っていますか?

1996年に発売され大ヒットしたビジネス書です。

私はこの本を買ったのではなくて、
新卒で就職したファミリーマートの
大センパイからもらいました。

「社会人になったらこういう本も読んでおいた方がいい」
と。

正直、まだ20代前半だった私には
チンプンカンプンで読まずに放置していました。

それから約8年たち傾聴を
お伝えし始めてから手にとることになりまして。

なぜなら、7つの習慣の第五章は
傾聴の重要性について書かれていたからです。

この本をテーマにした傾聴研修なんかも
頼まれたことがありました。

当時この本に書かれている傾聴に対する印象は
「かなり高レベルだな」
という感じでした。

それからまたしばらく放置していたのですが・・・。

・・・

最近またこの本をとりだしまして。

あれから約10年たちどう見えるのか
確認してみました。

7つの習慣に書かれている傾聴と
私が大切にしている傾聴、
共通点と相違点を1つだけお伝えすると、

【共通点】
相手をまず傾聴することで信頼関係が深まる

【相違点】
・7つの習慣
→自分を理解してもらうためには相手を理解することが大切だというニュアンスを強く感じる。

・私が大切にしている傾聴
→自分を理解してもらうために傾聴するのではなく、相手の方の持っている感覚を理解したい、感じとりたいという欲求が先。

傾聴する動機がちょっと違う気がします。

それ以外のものも含めて
聴く動機を4つのパターンに分けてみました。

【パターン1】押し売り
・自分の考えを一方的にこんこんと伝え理解させようとする

【パターン2】いいひと気どり
・自分の意見も言わない代わりに相手の意見も本当は分かろうとしていない

【パターン3】目的達成
・目標達成のため自分を信頼してもらう必要があるのでまず相手をわかろうとする

【パターン4】人間的興味
・自分の目的のためではなくいま目の前にいるその人に興味をもちわかりたい

ビジネスマンには「パターン3」が
わかりやすい気がします。

「パターン3」は一つ間違うと
自分が得するためということになりかねません。

でも「パターン4」のようにひたすら
相手のことをわかりたいと思って
聴くだけではビジネスにならないと
思う方もいるでしょう。

でも、そんな心配は無用です。

私自身はビジネスコンサルをするときも
心理カウンセリングをするときも
「パターン4」に集中しています。

自分の目的に関係なく話している人が
「何に引っかかり」
「何にモヤモヤしているか」
だけに本当に興味をもって聴いていると、
心の主訴(問題点)を感じとれます。

パターン3と4の違いは

【パターン3】
理解したら「理解してもらえる」

【パターン4】
理解しようと本気になってしていたら「わかってしまう」。わかってしまったら相手が受けとれるような提案に自然となる

そんな感じです。

文字には感覚的に正確に表現できない部分があるので
7つの習慣が必ずしも
パターン3だけとは言い切れません。

両者は重複する部分もあるかもしれません。

私が大切にしている傾聴は、
やはりパターン4です。

深く深く知りたいという欲求がさきにあったほうが
よりよいカウンセリングや
コンサルティングができる気がします。

「わかりたい」という人間的興味
そのものが聴く目的であります。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、
自分の目的よりもまず相手への興味を先にもって
話を聴いているでしょうか?

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<<編集後記>>

正直いって雨の日は
散歩に行くのを一瞬躊躇します。

でも行くといいことがあるの知っています。

雨の日は散歩してる人が少ないので
なんとなく街を独占してる気分が味わえます。

雨の中歩いているとなんとなく
一人ぼっちになれる気がします。

そして何より嬉しいのは、
裏山の林に蚊がいなくなることです(笑)

雨の日は蚊がでてこないので
完全防備して行かなくていいんですよね〜。

ラッキーラッキー♪

今日もいい1日をお過ごしください!

■ 傾聴

体験会
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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社


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