黙っていても傾聴にならない

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◆オンライン傾聴体験会
・7月13日(火) 10:00
・7月16日(金) 20:00
・7月28日(水) 20:00
・8月5日(木) 10:00
・8月14日(土) 20:00
・8月17日(火) 10:00
https://bit.ly/340LrDl
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いつもありがとうございます。
カリカリのベイクドチーズタルトを探している、岩松正史です。

今回のテーマは
・聴くのがつらい
・聴くのは我慢比べだ

そんなふうに思っている方に
読んで欲しい内容です。

昔いろいろなところで、
傾聴講座をたくさんさん
受講してきました。

当時は体系化されて
傾聴学べる場所は少なかったです。

心理学を学んでいる
若干専門的なものか

あるいは、

まごころの大切さを強調するような
ボランティア精神的なものが多かったです。

どこに行っても最初に学ぶ事は

・アドバイスをしてはいけない
・意見を言ってはいけない
・反論はしてはいけない

というふうに、

黙っていることの大切さを
教えてもらった気がします。

「余計な口を開けてはいけない」
と言ってはいけないことを
強調されるのですがいつも私の中では

「じゃあ何をすればいいの?」

と疑問でした。

先生に質問したこともあります。

すると、こんな答えが返ってきました。

・共感しましょう。
・寄り添いましょう。
・感じましょう。

抽象的な感じの答えが
多くてよくわからないので、

さらに深掘りして

「どうしたら共感することはできるんですか?」

と訊くと

「とにかく黙ってじっくり聴きましょう。そうすればわかります」

と言われて困りました。

たしかに黙れといわれれば、
口を閉じることはできます。

でも、

「じっくり聴く」という何をすればいいか?
わからないなぁと思っていました。

今は「ただ黙っている」という聴き方は
傾聴ではないと分かるようになりました。

傾聴の目的は黙ることではなく
相手を理解し支えることです。

黙る事は簡単です。

でも黙っていても
理解しようとしなければ
相手を理解できることはできません。

相手を分かろうとしつづけて
具体的に働きかけいくのです。

会話の最中、私はいつも
「黙っていよう」とはしていません。

絶え間なく相手のことを
分かろうして関わりつづけています。

一生懸命関わろうとしつづけていると
結果的に外から見ると、
黙って見えるときもあります。

でも決してそれは黙ろうと
しているわけではなく、
関わろうとしつづけている結果なのです。

傾聴のもととなる来談者中心療法を
提唱したアメリカの心理学者カールロジャーズは
傾聴に大切な「3つの条件」の中の1つとして
「無条件の積極的関心(受容)をあげています。

積極的に関心をしめしつづける、
それが本当の傾聴です。

そして、

関心を示しつづけるために
スキルがあります。

傾聴するときの目的を
「黙っている」にすると
ちゃんと聴けなくなります。

傾聴の目的は
「分かろうとしつづける」
にしておいてみてください。

きっとそのほうがちゃんと
傾聴できるようになるはずです。

<お知らせ>

傾聴1日講座、毎月開催中!
https://bit.ly/3pC7ER0

<<編集後記>>

ずっと探しているものがありまして。

生地がカリカリのベイクドチーズタルトです。

昔はカフェベローチェに
リーズナブルで好みのが
あったのですが、

いつの間にやらフワフワの
ベイクドチーズケーキに
変わってしまいました。

私香ばしいカリカリが
好きなんですよね。

ベイクドチーズタルトって
かなり限定されたマニアな
スイーツかもしれませんが、

もしおいしいのご存知でしたら
お知らせ下さい!(笑)

今日もいい1日をお過ごしください!

■ 傾聴

体験会
傾聴1日講座(基礎)
傾聴サポーター養成講座

<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社


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