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いつもありがとうございます。
3日連続東京大神宮!、岩松正史です。
傾聴にはくり返しというスキルがあります。
相手の言葉を聴きとってそのまま
くり返すということなのですが
「なにを聴きとって、何をくり返すのか?」
がちゃんとわかっていないとうまくできません。
そこで今回は、例文を出して
何をくり返すのかするか、ご紹介します。
これからご説明する内容、8月23日発売になる、
聴く力の教科書(改訂版)に詳しく書いてあるので、
今日の内容を聞いて気になった方は
概要欄のリンクからから本をチェックしてみてください。
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では、本題に入ります。
傾聴スキルに「くり返し」があります。
むかしよくオウムなんて言われたんですけど、
全然違うのでくり返しはオウム返しだと
思っている人がいたら違いを知ってください。
ではまず、くり返しをする意味です。
いろいろありますが、主なものを2つ挙げます。
1.ちゃんと聴いてますよを伝える。
2.話し手在り方を鏡に映し内省をうながす
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1.ちゃんと聴いてますよを伝える。
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あいづちより、より深く気持ちのレベルまで
理解していることを伝えるのに有効な手段になります
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2.話し手在り方を鏡に映し内省をうながす
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人は自分がどんな言葉使って話しているのか
いちいち気にしていません。
自分の発言をもう一度聞いて考えてみることで、
内面を探索にとながります。
他にもあるが例えばこのような効果があって、
くり返しはとても重要なスキルです。
くり返しをするときのポイントは
「気持ちのワードをくり返す」とうことです。
簡単な例文を出して気持ちのワードとは何か説明します。
Aさんという人がいて、
Aさんがつぎのようにいったとします。
「先週の土曜日、やっとディズニーランドに行けたんです!」
このときあなたなら、
どんな言葉をかけてあげたくなるでしょうか?
・「ディズーランド混んでた?」
と、状況を聞きたくなるでしょうか。
・「新しいアトラクション乗った?」
と、自分が気になることについて尋ねたくなるでしょうか?
・「よかったね!」
と、いってあげたくなるでしょうか?
他にもいろんな応答があると思いますが
この3つだけ見ても、どれも会話として自然で何の問題もありません。
でも、傾聴になっているかは別でなんですね。
なぜなら、
傾聴とは「相手の気持ちに応答する」ことだからです。
その点でいうと、先ほどの例では、
・「ディズーランド混んでた?」
→状況確認、気持ちじゃない
・「新しいアトラクション乗った?」
→自分の興味、気持ちじゃない
唯一「よかったね」だけが、
Aさんがディズニーランドに行けた喜び、
つまり気持ちに応答しているようにみえます。
では、よかったですね!がくり返しかというと違います。
「よかったね!」は、
くり返しではなく感想です。
ここから先が傾聴のくり返しの
最大のポイントなんですけれども、
よかったですね!と相手の感じたときに
よかったねと感想を伝えるのではなくて、
「よかったなぁ」と私に感じさせてくれた
「言葉が」あるはずなんです。
その言葉をくり返しします。
では、先ほどの
「やっとディズニーランドに行けたんです!」
の中で、「よかった」と感じさせてくれた言葉はどれかというと
「やっと、いけた」という言葉から
Aさんがいままでずっと行きたかったけれど、
行けなかくて、ナ元年夢がかなったと分かります。
なので、その言葉をくり返したいと思います。
ですから、、
「やっとディズニーランドに行けたんです!」に対して
「やっといけたんだね!」
とくり返しをしたいと思います。
気持ちというと一般的には
「うれしい、たのしい、形容詞をイメージされるでしょう。
でも、傾聴でいう気持ちは形容詞だけではありません。
いまの「やっと」のように形容詞ではない
気持ちのワードというのがたくさんあります。
「意味や価値を表す気持ちのワード」といいます。
意味や価値を含めて人は気持ちをわかってもらえた時に、
人は人は気持ちが分かってもらえているなと感じ
聴き手を信頼してくれるようになります。
逆に、気持ちではなく事実をいくらわかってもらっても
わかってもらえたという気持ちにはなりません。
たとえば、
「先週の土曜日、やっとディズニーランドに行けたんです!」
に対して、
「ディズニーランド行ってきたんだ!」
と事実に応答されるのと、
「やっといけたんだね!」
と気持ちに応答されるのはどちらの方が、
わかってもらえたとという感じがするでしょうか?
実際にどう感じるかは、人それぞれ違うので、
すべての人が、後者の方がいいとは限りません。
でも私なら後者の方が、
わかってもらえている気になります。
感じ方は人それぞれだからちがっていいんですけれども、
傾聴というのは、気持ちをりかいしていくことですから、
聴き手自身も感じ方のトレーニングもすると、
より深く相手を理解して気持ちのワードが分かりやすくなります。
すぐにできないかもしれませんが、
よかったら少しずつやってみてください。
そして今回はまず
傾聴のくり返しは、相手の気持ちを表す言葉
に応答することなんだということを
知っていただければと思います。
<お知らせ>
傾聴1日講座、毎月開催中!
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<<編集後記>>
3日連続で東京の事務所近くのホテルに泊まっています。
なので毎朝行っている神社への参拝も
ホテルの近所の東京大神宮に3日連続で行きました。
普段の氏神様がいけないわけじゃないですけど
やっぱり東京のお伊勢さんに毎日
参拝に行けるのは気分がいいものです。
今日は発見もありました。
東京大神宮の手水舎のすぐ横に、
べつの神社「飯富稲荷神社」が
ひっそりとあることに気がついたのです。
同じ敷地内に2つの神社があるんですね。
これからはお参り行く際は
両方にお参りをしたいと思います。
今日は傾聴サポーター養成講座の最終日。
新しい認定傾聴サポーターが誕生します!
今日もいい1日をお過ごしください!
<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社