突然ですがみなさんは、

「風邪をひいた瞬間」

が自分でわかったという経験はないでしょうか？

私の場合よくあるのが、

口の中の鼻とつながっている部分に

違和感がでてきたらだいたい、

直後に風邪をひきます。

こんな風に、風邪を引いたときは、

予感が当たることがよくあるのですが、

先日それとは逆で、

「風邪が治った瞬間」

に気が付く経験を始めてしました。

・・・

ひと月くらい前、大阪の出張から

帰ってきた直後に風邪をこじらせまして（汗）。

仕事が終わったあとに、

悪化したのでまだよかったです。

2日間くらい症状が良くなったり

悪くなったりをくり返し、

不安定な日が続いたので、安静にしていたのですが。

3日目以降は、万全ではないものの

仕事に復帰して働いていました。

そして、講座を開催中のことです。

参加者の方に向かって

話をしている最中に、なぜか突然

「いま、完ぺきに治ったぞ！」

と風邪が完治した確信が沸いてきまして。

思わずその場にいた方々に向かって、

「突然、変な話ですが、私いま風邪が完全に治りました！」

と意味不明な回復宣言をしたのでありました（笑）。

完全に治ったとは言ったものの、

表向きにはまだ、声が多少かすれていたりしたのです。

でも、何と言ったらよいのでしょうか・・・。

体の中にある細胞一つ一つのスイッチが、

「風邪を引いているモード」から、

「風邪を引いていないモード」に

バチっと切り替わった、そんな感覚を持ちました。

その後、自分の中で本当に治っているかなと思いまして

頭のてっぺんから、つま先まで感覚的に

自己点検をしたのですが、

「やっぱり治っている。間違いない！」

と確信し、実際、その後はぶり返す頃がなく、

翌日には、声のカスレもとれて、

完治していたのでありました。

さすがに私も、風邪が治った瞬間を

自覚した経験はなかったので、少し驚いています。

・・・

いまのは風邪についての話ですが、

このBLOGをお読みいただいているあなたは

根拠はよくわからないけれど、

「もうこれで絶対大丈夫！」

と自分や他の人に確信を持った経験はありますか？？？

私はカウンセリングや講座の最中に、結構ありますね。

難しいワークを乗り越えた受講者の方を見て、

「これで最後までプログラムを到達できる」

という、

講座の進捗に確信を持つこともありますけれども、

そういう具体的なことではなくて、

目の前にいる人の言動や、

視線、口調などを見たときに

「この方はもう大丈夫だ」

と。

元気があるとかないとか、そういう

単純なものとはちょっと違って、

見た目は元気がないのだけれど、

でも中ですでにスイッチは

切り替わっているように見えるというか・・・。

表現するのは微妙ですが、

でも確信をします。

・・・

「傾聴は相手の気持ちを聴くこと」

だとよく言います。

まったくその通りなのですが、

これは言い換えると、

「感情のレベルで人を見る」

ということです。

心のエネルギーの量があるかないかだけでなく、

あたたかい、つめたい、とげとげしい、やわらかい・・・など、

心から湧き出てくる様々な心のエネルギーの

質と量の両方を感じとろうとすることです。

そのとき大事なのは

心のエネルギーを発信するのは相手なのですけれども

「受信する自分の心が、どれだけの感度をもって受信できる機能があるか？」

で受け止め方が変わってしまうのです。

相手の気持ちがわかる人は、

自分の気持ちに敏感だからこそ

多種多様な心の動きをキャッチできるというわけです。

今回、風邪が治った瞬間を体感できたのも、

日ごろから、自分の感覚を見つめることが

好きだからできたのかもしれません。

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「自分に対してできることだけが、他人に対してもできる」

誰かの気持ちを聴きたいなら、

まず、自分の気持ちをちゃんと聴くこと。

誰かに親切にしたいなら、

まず自分に親切にできるようになること。

これがひとつの真理ではないでしょうか。

＜お知らせ＞

来年の傾聴1日講座は1月14日から始まります。
　↓
http://bit.ly/2gDTlve