『深い共感で傾聴するためのトレーニング講座』10月19日(火)20時開
https://note.com/iwamatsu01/n/n0e4cc664b801
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◆オンライン傾聴体験会
・10月4日(月) 10:00
・10月12日(火) 19:30
・10月17日(日) 19:30
・10月20日(水) 19:30
・10月24日(日) 10:00
https://jkda.or.jp/info/?p=97
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いつもありがとうございます。
「猫」という文字の入力が増えた、岩松正史です。
同じ体験があるからこそ、相手の気持ちよくわかる!
ってことありますよね。
でも、同じ体験があるからと思って分かったつもりになると
意外と黄色信号なのです。黄色信号
同じ体験がなぜ黄色信号なのか?
今回は
「同じ体験があるからこそいいこと」
「同じ体験があるがからこそ注意が必要なこと」
2点についての確認していきましょう。
そもそも人間は「同じである」ことがうれしくてたまりません。
なぜなら、生物学的に生き物(とくに哺乳類)は群れをなして生きています。
群れというのは共通点を持った者同士が集まって、
種としての生存確率を上げるための遺伝子の知恵です。
異質なもの=危険
だから人間も、共通点がある人といると安心します。
残念ですが人種差別の問題も違いを排除しないと
危険と感じる本能が影響するので厄介なのです。
とにかく、共通点があるとうれしい。
たとえば、
出身地、趣味、食べ物の好み、考え方、価値観・・・
同じ人がいたらうれしくなるし、好きにもなります。
ネガティブな体験もそうです。
苦楽を共にした部活の仲間、職場の同僚、絆深まりますね。
苦労、苦しみの体験も、同じ経験を持っている人ほど
仲間意識が芽生え、支援しやすくなることがあります。
子育ての苦労、発達障害、依存症、自死遺族の会など、
同じ境遇を体験した人だから仲間として支えあうことができます。
(同じ境遇の人たち同士で支えあう行為をピアカウンセリングといいます)
同じだからこそ支えられる、という世界があります。
一方で、同じであるかどうかという
基準で物事を見ていると問題も起きやすくなります。
例えば、
・子育てで悩むお母さんの気持ちを自分の体験と結びつけてしまってよいのか?
・仕事の苦労はみな同じという言葉でつらいと訴える同僚を説得してよいのか?
などです。
体験は同じでも、感じていることは人それぞれ違うのに、
同じであると思いすぎるとその思考がどこかに行ってしまいます。
自分の感情で相手を見てしまうのです。
同じであると起きる問題として以下のようなものがあります。
1.完全に自分と同じ出であると決めつけてしまい違いが理解できない
2.自分と同じことを好む人は他人を自分と同じ考えに同調させようとする
3.似たもの同士であるがゆでにその差分を比較して「あの人より自分はましだ」「あの人より自分は恵まれてない」と優越感や劣等感を持ちやすい
同じ体験があるがゆえにかえって決めつけ、違いを許せなくなり、
自分の視点で割り算してしまうことがあります。
なので、
同じ体験があるというだけで、人を支援することはできません。
同じ体験があることをベースとして、
違いをちゃんと確認していかなければ支援はできないのです。
たとえば、
自分の経験からアドバイスをしたくなるようなタイプの人は要注意です。
ポイント
「同じ体験を支援に生かすには、違いをちゃんと理解すること」
<お知らせ>
傾聴1日講座、毎月開催中!
https://keicho1day.com/basic-seminor/
<<編集後記>>
7月に買い始めた保護猫きょうだい(クコ、グミ)
あっという間に大きくなってもう大人サイズです。
いまだにエサはどれが一番いいか?
どんなおもちゃが楽しそうか?
はじめて猫を飼うので試行錯誤の毎日です。
成長するにしたがって悩みの一つが「脱走防止」です。
玄関から間違って出ていかないようにフェンスを設置したものの
成長にともない軽く飛び越えるようになってきまして。
当初、高さ85㎝のものを買い、
150cmに買いなおしたものの
先日これも飛び越されてしまいまして(汗)
仕方ないのでこれで最後と奮発して、
5万円もする天井までの高さの扉を特注したのでした。
(オーダーメイドのため到着待ち)
猫が来て以来「キャット」「猫」と
検索窓に入力する機会が増えました(笑)
でもでも、猫は本当にカワイイです。
今日もいい一日をお過ごし下さい!
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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社