傾聴で大切な「準拠枠」とはなにか?

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いつもありがとうございます。
塩焼きそばは丸中太面がすき、岩松正史です。

準拠枠(じゅんきょわく)という言葉は
聞いたことがない方も多いかと思います。

傾聴を学んでいる方であれば
聞いたことがあるかもしれません。

英語のFrame of referenceのことで、
内部的準拠枠や内的照合枠などと呼んだりします。

この準拠枠がとても傾聴には大切です。

準拠枠とは何か?

例えば、

ある映画を見たときに感動する人もいれば
感動しない人もいますよね。

では、

感動するかしないかの違いはその人の中の
どこで判断し決めているのでしょうか?

そういわれても脳みそのこの部分で決めていますと
正確に示すことができません。

でも、

自分の中にある「何か」が心を動かし
受け止め方を決めたりしています。

その自分の中にある受け止め方を決めている
「何か」のことを準拠枠といいます。

準拠枠は人それぞれ違いだけでなく、
自分自身においても状況により動き方が変わります。

例えば、

電車に乗ろうと駅に行ったときのことを
思い浮かべてみてください。

◆状況1:急いでいるとき
もし遅刻して会社に遅れそうで焦っていたときに
駅に行ってみたら電車が止まっていて
来てくれなかったとしましょう。

その時どんな気持ちになるでしょうか?

焦ったりイラついたりするかもしれません。

◆状況2:余裕があるとき
では、全然急いでない暇な休日に
たまたま電車で街に出かけようと思い
駅に行ってみたら電車が来なかったとしたらどうでしょう。

さきほどの例と比べると焦ったりイラついたり
する事はないかもしれませんよね。

感情的にならず、しばらく待って来ないなら
あきらめて帰ろうかなくらいですむかもしれません。

では、

本当は行きたくない嫌な集まりに
どうしても断れずイヤイヤ行かなくては
いけなくなってしまったとしましょう。

しぶしぶ駅に行ってみたら電車が来ません。

そんなときならどう思うでしょうか?

状況にもよりますがラッキーと
思うかもしれませんよね。

こんなふうに準拠枠は人それぞれ違うし、
自分の中でもいろいろな条件により動き方が変わります。

この自分の心の動きを決めている
「何か「のことを準拠枠といいます。

今回なぜこの話をしたかというと、
傾聴とは人それぞれ違う、そして時と場合によって
自分の中でも動き方が変わるこの
準拠枠を理解するということなのです。

・・・

私はラーメンが好きなのですが
話し相手はラーメンが嫌いだったとしましょう。

その時、

準拠枠を理解するというのは、
自分とは違う気持ちをもつその人が
どの風な風にラーメンが嫌いなのか?

嫌いと感じているその気持ちを
分かろうとすることです。

あるいは、

私がラーメンが好きで、
相手もラーメンが好きだったとしましょう。

その時、準拠枠を理解するということは、
私が好きという気持ちはありながらも、
相手がどのように好きなのか?

相手の内面にある感覚は自分とは
違うはずだという前提に立ち、

「あなたが好きと感じるのはどんな感じなのか」
と分かろうとすることです。

自分と似てても違っても、
相手の受け止め方である準拠枠を
分かろうとすることが傾聴なのです。

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<<編集後記>>

飯田橋の事務所の近くに
行列ができる定食屋さんができまして。

今まで混んでて入れなかったのですが
きのう仕事終わりに前を通ったら
空いていたので入ってみました。

そうしたら、私が好きな塩焼きそばがありまして。

大阪で初めて見つけたのですが
関東だとなかなかないんですよね。

早速、頼んでみました。

結果、

まずくは無いんですけれども麺がいわゆる
まるちゃんのようなの角ばっている細麺でして
ちょっと物足りない感じがしました。

大阪で食べた角がない中太麺が好きです。

来月大阪行ったら食べられるかな。

今日もいい1日をお過ごしください!

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