表の主訴より根っこの主訴(木をイメージして考える)

【予告】3月8日(火)19時からZOOMでロールプレイ練習会をやります
※詳細は決まり次第こちらでお知らせします

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◆オンライン傾聴体験会
・2月19日(土) 19:30
・2月27日(日) 10:00
・3月3日(水) 19:30
・3月12日(土) 19:30
・3月22日(火) 10:00
・3月27日(日) 10:00
https://jkda.or.jp/info/?p=1788
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いつもありがとうございます。
玉子スープは大当たり、岩松正史です。

傾聴するということは言いかえると
話し手の主訴を理解することです。

また主訴には2種類あります。

・表の主訴
・根っこの主訴

です。

表の主訴とは、話し手が意識的に
表現している訴えや悩みであれば、
悩ませている問題のことです。

例えば、

「転職しようかどうか悩んでいる」と
話し手が訴えているのであれば

「転職しようかどうか悩んでいる」

が表の主訴です。

簡単ですね。

根っこの主訴とは、その表の主訴を
そのような様に悩まざるを得ない、
悩みを生み出している個人的特徴をもった
内面的な要因が根っこの主訴です。

なぜ、転職でその湯に悩まざるを得ないかといったとき、
例えば

・人間関係に自信がない
・自己肯定感が低い
・働くことに対してトラウマがある
・人の目が気になる
・お父さんに似たような雰囲気の人が苦手・・・

などです。

その表出した問題である表の主訴を
そのような形や質で作り出している本質、
根っこにあたるもののことです。

表の主訴と根っこの主訴の関係は
土に根を張った大きな木の絵で
説明することがでます。

※頭の中で気をイメージしながら聴いて(読んで)ください

リンゴの木を例にしてみます。

・大きな木があります
・その木は土の中に根っこを張り巡らせています
・表には葉っぱやリンゴの実が見えます
・土の中にある根っこは外からは見ることはできません

表の主訴とは、木になっていて
表からよく見えるリンゴの実と同じです。

ぱっと見つけやすいし、
かりとってしまえば一瞬で
なくくしてまえそうな気がします。

しかし、

リンゴの実は木の根っこから
栄養を吸い上げながら作られていくものです。

目に見えるリンゴをどんどんとっていっても
根っこが残っていたらまたリンゴの実は
また新しく出てきます。

つまり、

目に見える表の主訴だけなくしても
問題の本質的な解決にはなりません。

傾聴する際表の主訴は聴きますが、
それは表の主訴を生み出している
根っこの主訴を知るためのただの入り口です。

つまり、

・表の主訴だけかり続ける→対処療法
・根っこの主訴の解決を目指す→根治

どちらをやってもいいですが、
木の実ばかりかりつづけても、
永遠にまた生えてくるので、
モグラたたきみたいになっていきます。

深い傾聴は表の主訴を入り口として
根っこの主訴を知りかかわっていくのに
とても使い勝手が良い聴き方です。

表の主訴だけ聴くのは傾聴ではないので、
傾聴を上達したい方はぜひ根っこの主訴を
意識して聴いてみてください。

<お知らせ>

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<<編集後記>>

最近、ガスト(ファミレス)に行く機会が増えています。

パソコン仕事をするための作業場は
レストラン以外にもカフェなどたくさん
キープはしています。

でも、長時間(丸一日など)になるときは
ガストがとても便利です。

電源やWifiがあるのは当たり前ですが、
食事をちゃんととることができるからです。

ガスト以外によく行く場所としては
マクドナルドがありますが、
正直ハンバーガーは飽きてきます。

ガストなら洋食から和食迄
いろいろありますからね。

それに、

スープバーとドリンクバーが
飲み放題なのも魅了です。

行けばスープバーだけで10杯は飲みます(笑)

今日もいい一日をお過ごし下さい!

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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/改訂2版 自由国民社



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