一致に他人は関係ない

【募集開始】3月8日(火)19時
流派不問「傾聴ロールプレイ練習会」
https://note.com/iwamatsu01/n/n95d3c0c1cf17

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いつもありがとうございます。
ネジはなかなか捨てられない、岩松正史です。

今回は少し不思議なタイトルがついております。

傾聴で大切な基本的な態度で
一致、受容、共感は有名です。

一致は(Congruence)の直訳です。

日本語で「一致」と書くとなにか
「言行一致」と重ねて考える人も
いるかもしれませんがほぼ関係がありません。

あるいは、

「一致する」というと、
他人と自分の意見が一致するみたいに、
日本語としては他人と自分の共通点のことを
言うこともできるんですけども、
それは一致と全く関係がありません。

ロジャーズがいう一致を学問的に言うと
自分の「体験」と「意識」輪があり
それらが重なっている部分が多いほど
一致の度合いが多く、

逆に体験と意識の重なる部分が少ないと
不一致な状態であると説明されたりします。

たとえば、

「自分は弁護士になりたいんだ!弁護士になるべきだ!」
と思っている人がいたとします。

すると、

その人の意識は
「弁護士であるべきだ!」ですね。

でも、

実際に体験している現実は
弁護士ではないわけです。

現実に実際に体験していることに
意識の乖離があります。

これが一つの不一致な状態といえます。

つまり、

一致とは相手と自分の意見が
同じかどうかという話ではなく、
自分の中の意識と体験がどれぐらいずれていないか。

これが一致という概念です。

どうしても、

相手と自分を「一致」させようと考えてしまう人がいて
すると相手に意見を合わせようみたいな
まちがった解釈をしてしまう人もいます。

相手に意見を無理やりあわせようとすると、
逆に自分の中の意識と体験は余計に乖離していくわけですから、
むしろ葛藤が生まれ不一致が増えてしまします。

一致とはあくまで自分の中の
体験していることと意識がずれが少ない状態。

自分を感じとることが出来て、
自分が感じることを許し、
自分が感じていることを必要があれば
自分に誠実に言語化できる状態。
自分を否定せず、いい悪いでみない。

つまり、

自分を受容し共感的に理解している状態。

これが一致であります。

今回は特に他人は関係ないということを
覚えておいてください。

<お知らせ>

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https://keicho1day.com/basic-seminor/

<<編集後記>>

書斎の椅子が壊れたので椅子を買い直しました。

木製の椅子です。

ニトリのオンラインショップで買って
配送してもらったんですけれども、
組み立て色になっていまして。

棚でも椅子でも家具を買うと
いろんなネジがついていきますよね。

私、そういうの組み立てるのが大好きでして。

子供の頃もよく自分で木材の切れ端を集めては
家具のようなものを作って遊んでいました。

販売されている家具にはよく
少し余分に予備のネジが付いています。

ネジってほとんど使わないですけど
使うときにはぴったりのサイズがないと
困るのでいろいろな種類があるに
越した事はありません。

いつか使うかもと思ってしまい
どうしても捨てられませんで。

ネジ専用の箱がパンパンに
膨れ上がっています(笑)

あなたは余ったネジはどうしますか???

ネジは兎も角、新しい椅子で
快適に仕事が進みそうです。

今日もいい1日をお過ごしください!

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・『聴く力の強化書』/改訂2版 自由国民社



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