伝えると伝わるの違い

【開催】3月8日(火)19時
流派不問「傾聴ロールプレイ練習会」
https://note.com/iwamatsu01/n/n95d3c0c1cf17

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◆オンライン傾聴体験会
・2月27日(日) 10:00
・3月3日(水) 19:30
・3月12日(土) 19:30
・3月22日(火) 10:00
・3月27日(日) 10:00
https://jkda.or.jp/info/?p=1788
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いつもありがとうございます。
横浜の中心で「終わった!」と叫んだ、岩松正史です。

17年講師業やって来て、伝えると伝わるは
まったく違うと感じています。

今日は例を一つ挙げてご紹介したいと思います。

例えば、

自分が講師で会場にいたとします。

その時、受講者さんに向かって
右手を挙げるように指示する場面があったとします。

そのとき、

口頭だけだよりも講師自身が
動作(ジェスチャー)したほうが分かりやすいので、
右手を上げてもらうための動作をします。

さて、

その時、

あなたが講師だとしたら、
右手をあげてくださいと指示を出す時に、
右手とて左手、どちらの手を挙げるでしょうか?

この質問をした時点で、
すでに右手をあげるじゃ駄目なんだと
わかってしまうわけですけれども(笑)

まさに、

その通りです。

講師は、受講者さんに「右手を挙げてください」といって
動作をするときは左手を上げなければいけません。

なぜなら、

受講者さんから見ると講師は対面していて
鏡に映っている形になっているので

受講者から見た右側には何があるかっていうと、
講師の左手があるわけです。

もし、

講師が「右手を挙げてください」といいながら、
自分の右手あげちゃうと、

受講者さんから見ると左手側があがっちゃうので
ギッチョになってしまいます。

あくまでこれは一つの例ですけれども、

私は、講座中に身振りをするときは、
この受講者目線の左右対称を意識することで、

違和感がないようになり伝えたいことが
伝わるように気を使っています。

以前参加した講座でのこと。

「右上がりです!」

といいながら受講者から見ると
左向きにあがっていく手の動作をしている
講師の方がいまして。

伝わらなくなってしまうので
もったいないなぁなんて気になってしまうのは、
職業病ですね(笑)

こんな風に、

「先生、伝え方上手ですね!」

なんて褒められることはなくても、
無意識に受講者さんが自然と
その場に集中できるようにする。

それがただ「伝える」と「伝わる」の
違いではないでしょうか。

そして、

伝わるように伝えるためには、
こちらが伝えたことを相手がどのように

「いまどのように受け止めているか」

その瞬間瞬間の相手の反応を見ていないと
伝え方を工夫することもできません。

ただ「伝える」だけになっているときというのは
話す内容の順番とか、時間とか
「自分」の都合ばかり気にしいています。

伝わるように伝えられる人は、
必ず、相手の反応を見ています。

伝わっていないと感じた時に
立ち止まれるから、伝わるように
伝えられるようになってくるんですよね。

つまり、

ちゃんと伝わっていないという
相手の今この瞬間の気持ちが
分からないと伝わりにくいのです。

これってまさに傾聴力です。

だから伝わるように伝えられる人というのは
必ずある種の傾聴力が高い人ということができます。

<お知らせ>

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<<編集後記>>

火曜日中に提出しなければいけない
レポートがありまして。

受講中のメール相談研修の
レポートであります。

半年前からうちの師匠にお願いして
やってもらっているのですが、

これがかなり重い。

慣れている対面カウンセリングと
まったく違う視点が必要でものすごく悩みます。

返信分を含めレポート全体をまとめるのに
早くても5時間くらいかかります。

いちどはまってしまうと
数日かかることもあります。

今週の火曜日がその提出日でした。

終わった瞬間に自宅で
「終わった!」と叫んだのでありました。

あと4カ月続くので、がんばります!

今日もいい1日をお過ごしください!

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・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
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