子育て支援者に多い!?過去の自分を責めている人ほど人を助けたくなる

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<<本文>>

いつもありがとうございます。
バカボンのパパをバカボンだと思っていた、岩松正史です。

カウンセリング業界に18年もいると
子育て支援をしたいという人に会うことがあります。

子育て支援を始める人の多くには共通点があります。

それは、

「自分の過去の失敗と同じ失敗を若いお母さんたちにして欲しくない」

という想いが支援をしたいと思う動機であることです。

自分の経験から失敗を防ぎたいという
思いはとても素晴らしいと思うのですが、
このような動機の支援者は注意が必要です。

なぜなら、

支援をしたいという欲求の出どころが
過去の自分を責めていることである
可能性があるからです。

・・・

先日知り合いにある心理学の先生もこう言っていました。

「カウンセラーにとってクライエントと似た体験があることは黄色信号」

まったく同感であります。

過去を責めたまま支援をしようとする人のひとつの特徴は

「気づきが大切」

という価値観にとらわれがちなことです。

その価値観が根っこにあるので、
意識的でも無意識でもとにかく相手に
「気付いて欲しい」と願い、

・子どものありのままを認めてあげた方がいい
・子どもの話を聞いてあげた方がいい
・無理やり学校に行かせない方がいいことに気づいた方がいい
・人生には色々な選択肢があることをに気付いた方がいい

このようなことに気づかせようと試みます。

しかし多くの場合、気づかせたい人は、
気づかせたい自分であることを認めません。

「気づかせたい」ではなく「寄りそいたい」
といいます。

でも、実際にやっていることを見ると
気づかせようとしているようにしか見えません。

気づかせたい人は、過去の気づけなかった
自分を責めている人です。

気づけない状態であった自分を許し、
気づけない状態である目の前の似た状況の人に
寄り添う行動がとれないのです。

寄りそっているふりをしながら
気づかせようとします。

気づかせたい人は自分の満足のためではなく、

「同じ立場の若いお母さんたちが私と同じ失敗をしないよう楽になってほしいと思っているだけです」

と言います。

このように自分の中にある問題を抑圧し、
自分ではなく外の問題であると置き換える心の動きを
「心理的投影」といいます。

心理的投影は自分の心を安定させるために
誰にでも起こり得ることではありますが、

特に支援活動をする人は、自分の心の動きを
ちゃんと理解しておかないと、
自分の中にある罪悪感と同じ罪悪感を
他の人に植え付けていくことになってしまうので注意が必要です。

自分がやろうとしていることが
本当に相手の支援になるか判断する一つの基準は、

”その言葉をかけたときお母さんたちが「ホッとするか」”

考えてみるといいでしょう。

例)
A:「早く気付いた方がいいよ」「気づくと楽になるよ」
 ・「気づけないあなたはダメな人間だ」という罪悪感を植え付ける
 ・支援者自身が早く気づけなかった過去の自分を責めている

B:「子供に強くいってしまうのは、将来が心配だからなんだよね」
「上手に子どもに接したいけれどそれが出来ないのがつらいんだね」
・うまく出来ない心情に寄りそう
・支援者自身がうまく出来ない自分を受容できている

結局、支援というのはすべて
人を助けるようで自分を助ける行為ですから、

自分という人間を良いも悪いもなく
ありのまますべて認めましょう。

過去、早く大切なことに気づけなかった
自分を許してあげることが大切です。

自分を愛してあげましょう。

それができるようになると
ものすごく楽になります

 ・
 ・
 ・

(と、言われたらそれが出来ない自分にモヤモヤして罪悪感を覚えませんか!?(笑))

いかがでしょうか?

あなたは人を助けたい人ですか?
自分を助けたい人ですか?
それとも、両方を助けたい人ですか?

●この言葉を言ってみよう
(胸を張ってバカボンのパパ風に・・・)
「わたしは、自分を助けたいのだ!!!」

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<<編集後記>>

タイトルは「天才バカボン」なのに
どう見ても主人公はバカボンのパパ。

混乱しませんか!?(笑)

私、バカボンのパパがバカボンのパパだと
気づいたのが中学生の時して。

それまでずっとバカボンのパパが
バカボンだと思ってました。

(バカボンの文字が多すぎて読みにくいですね汗)

いかがですか?

あなたは大きくなってから気づいた
恥ずかしい事はありますか?

今日もいい1日をお過ごしください!


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