傾聴でよくいう「自分を消す」はウソ

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いつもありがとうございます。
弱いものの味方、岩松正史です。

傾聴にまつわる都市伝説として
「自分を消して聴きましょう」
というのがあります。

都市伝説なんていった時点で
そのようにどこかで学んだ人に
目くじらを立てられそうですが(笑)

怒らずに最後まで読んでみてください。

・・・

まず、

あなたは自分を「消して」聴けますか?

私は、自分を消して聴けません。

だって、

「消そう」と思っている時点で、
そこには自分の意志があるので、
消えていないでしょう。

だから、

「自分を消して聴く」なんて
出来るはずがありません。

では、

自分を消すというのはまったくの
間違いかというとそうともいえません。

表現は正しくなくても
いわんとしていることはなんとなくわかります。

「消す」のではなく「消える」
という表現が適切です。

「消す」と「消える」の違いは

・消す・・・他動詞(自分で能動的に行動する)
・消える・・・自動詞(自動的にそうなる)

聴くために重要な何かをしていたら
そこに集中(没入)するので
その時は不要な意識が「消える」のです。

例えば私の場合、以下のようなとき
自分が「消えて」います。

・大好きな漫画の最新刊を読んでいるとき
・Amazonで気になる商品の比較検討をしているとき
・遅刻しそうで慌てて走って駅の改札に向かっているとき
・どうしても食べたかったラーメン屋の列に並び麺が売り切れないか心配してそわそわしているとき

このような時、私はその
気になる事柄にだけ集中してるので
他の自分は「消えて」います。

傾聴するときに「相手の感覚を理解する」ことに
集中できれば、そのとき他の自分は消えています。

でもそれは他のことを考えないように
「消そう」としているわけではありません。

冒頭にいった「消そうとしたら消えていない」
という意味が少し伝わったでしょうか?

では、

どうやったら消えた状態になるか?

相手が感じていることは何かを
わかろうとすることに具体的に努力することです。

そのために傾聴のトレーニングです。

このとき注意が必要なのは、
ただ何となくいわれたままトレーニングを
しているだけではだめということです。

「相手を感じとることに集中する」
ためのトレーニングだという目的の軸を
ぶらさずに練習しないと意味がありません。

相手を感じとる以外のことに「集中」している人、
たとえばどう応答すればいいか考えることに
意識を奪われている人は「消える」状態にはなりません。

「相手に集中することで自分が消えるようになる」
という目的をブラさずに正しい練習をしていれば
だんだんと傾聴で必要とされる「消える」状態が増えていきます。

練習の仕方が大切です。

消そうとするのをやめて、
結果的に「消える」ように必要な努力に集中しましょう。

よかったらやってみてください。

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<<編集後記>>

きのうは午後から気になることがありまして。

プロ野球の結果であります。

オールスターゲームが終わり、
きのうから通常のペナントレース再開です。

私は日本ハムの動向が気になっていました。

「今年は」にとハムを応援しています。

毎年変わるんですね(笑)

なぜなら、私が応援するチームの基準は
「その年弱いチーム」
だからです。

子どもの頃は巨人のファンでした。

当時の巨人は華がありましたが
強すぎて子ども心に何だか
相手チームがかわいそうになったことがあり、
以来、弱いチームを応援するようになりました。

なので今年は、開幕前から弱そうな
日本ハムを応援しています。

勝ち数が少ない分、
勝ったときの喜びはひとしおです。

今日も試合のはずですね。

楽しみです。

今日もいい一日をお過ごしください!

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