子育ては二重人格なくらいがちょうどいい

ある本読んでいたら

『情緒不安定な子供を作る親の特徴』

というのが書いてありました。

いろいろ書いてある中で目についたのが

「言っていることが矛盾する親」

でした。

幸いにもわたしの両親はあまり矛盾が多い親ではなく、

どちらかというと一つの価値観にとらわれるタイプでしたので

これいは当てはまりませんが、

過去に出会った人を思い返してみると

たとえば会議のたびにいう事が風見鶏のように変わる上司に

困った経験はあります。

話は変わりますが、

ある日、4才の息子がiPadをつかって

Youtubeの動画をあまりにも長時間見ているの

しかって取り上げたらそうしたら大泣きをはじめました。

しばらくほったらかしておいても泣きやみません。

そのまま食事の時間になったので、

iPadのことにはもう触れず、

息子が大好きな「さけるチーズ」があるよと伝えたら、

その言葉を聞いた瞬間に息子は泣きやんで、

「たべる!たべる!」

と、元気に冷蔵庫へ向かっていきました。

「今鳴いたカラスがもう笑う」

と、いいますがまさいそれですね。

そんな純粋な子供の様子を見ていると、

もともと人間は矛盾した生き物なのではないだろうか

と思うのです。

もともと矛盾しているのに、

矛盾してはいけないといってもはじまらない

・・・といいますか、

いま書きながら思ったのは、

矛盾はやめられないとわかっているからこそ、

それを禁止したいのかもしれませんね。

考えはじめたらきりがありませんが、

とにかく、

個人的には矛盾するのが本性なのにそれを

責めても始まらないと思うのです。

子供を怒りたくて怒る親はいません。

何か気に入らないことをしたから怒るのです。

リラックスできているときには許せることでも、

疲れてたり、悩んでたり、不安だったりすると

理性のプレー効かなくなり怒ってしまいます。

そして、

その時の気分で怒るようではいけないと

あたまでわかっていてもまたそれをくり返す。

そして、

それはいけないことだと思えば思うほど、

自分に苛立って、その苛立ちは自分を責めると同時に、

また子供に向かったり・・・。

怒り責める悪循環を引き起こしたりします。

いいかわるいかではなく、

親とは生き物には、そういう側面が多かれ少なかれあります。

そのときにもし、

いつも自分は子供に対して怒ってばかりいるからといって、

褒めることがさきほどまでの自分と矛盾するからといって、

封印してしまったらどうなるでしょうか?

怒りつづ続けるしかなくなってしまいます。

それでは悲しすぎますよね。

子供たちが情緒不安定になるかどうかは知りませんが、

わたしは自分に矛盾することを大いに許して

ほめた直後に怒ったり、

怒った直後に思いっきりほめたりを普通にします。

(もちろん、矛盾する自分に多少の違和感も感じながら)

親が矛盾できるということは子育てにとても大切だと思っています。

なぜなら、

自分に矛盾することを許せる人は、

他人の矛盾にも腹を立てず許すことができる

からです。

ここにも人間関係の基本原則

「人は、自分にできないことは他人にたいしても出来ない」

「人は、自分にしているのと同様に他人にもする」

が働いています。

人間関係のトラブルはほぼ全部、

自分の思いと相手の思いのすれ違いが原因です。

でも自分と同じ人なんてなかなかいません。

身近な人であるほど、自分の思いと行動を

矛盾させなければいけない可能性があるからこそ

近親者に対して感情的にもなります。

ぜひ、

自分は怒ってしまいすぎていけないなと思う人ほど、

「矛盾OK」

と、自分に言ってあげましょう。

自分に矛盾を許せる人のほうが、

きっと子供を上手に愛すことができます。

あなたは、自分が矛盾することを

どこまで許せますか?

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