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いつもありがとうございます。
「いらっしゃいました」と心でつぶやく、岩松正史です。
「共感」とは何でしょうか。
「共感」とは、
「あなたがそう思っている」
「あなたがそう感じている」
「あなたにとってはそれが大切」
というふうに、
相手がそう感じている
感覚的な事実を100%認めることです。
あなた自身に、相手と同じ(似た)
体験があってもなくても、
相手の意見に賛成でも反対でも
かまいませんが、
それらから生じる見解や感情で
関わるのではないということです。
体験した事柄は同じでも、そこから
感じるものは人それぞれです。
●(あなたは)こう感じている
●(あなたは)こう思っている
●(あなたにとっては)こういう意味がある
●(あなたはそのように思うから)そう行動したのが理解できる
というふうに相手の感じ方を理解する、
あるいは理解しようすることを
「共感的理解」といます。
あえて「あなたは」や「あなたにとっては」
にカッコをつけたのは、
言葉にするときにあえて
「あなたは」をつける必要はないからです。
そのような前提を持って
相手に接するということです。
「共感」の主語は、いつも「あなた」です。
自分と体験した「事柄」は同じだったり、
似たりしていても、相手が感じていることは
同じであるとはかぎらないどころか、
むしろ
「同じであるはずがない」と言じて、
無知の姿勢で聴きましょう。
普段、多くの人は、「共感」ではなく、
「同感」で人と関わっていることが
多いのではないでしょうか。
そのこと自体に、いいも
悪いもありませんが、
「同感」で聴くことは、
傾聴とは関係がないことです。
「傾聴のときは、同感ではなく共感で聴く」
これが、傾聴の基本中の基本です。
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<編集後記>
飲食店に行くと
店員さんが大きな声で
「いらっしゃいませ!」
と声かけしてくれること
ありますよね。
そんなとき、私はなぜか
昔から、心の中で
「いらっしゃいました」
と自分の心の中の
セルフトークで言っているのです。
あえて口に出す必要もないから
心の中で自己完結してるんでしょうね。
今日もいい一日をお過ごしください!
参考:その聴き方では部下は動きません(岩松正史著)朝日新聞出版
◆傾聴関連◆
・傾聴1日講座(基礎)
・傾聴サポーター養成講座