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いつもありがとうございます。
ギャグに前振りはいらないと思った、岩松正史です。

傾聴するとき、大事なのは
良い悪いの判断しないで聴くことです。

・がんばりたい気持ちも気持ち
・サボりたい気持ちも気持ち

どちらもその人の中にある
大事な「気持ち」です。

一般的に
頑張りたい気持ちはプラスの気持ち、
サボりたい気持ちはマイナスな気持ち
と思う割れがちですが、それは違います。

傾聴のロジャーズのに最も影響与えた
人物として知られる意思療法の
オットー・ランクは

「葛藤は、改善すべき問題点ではなく、
自分らしい生き方を見つけようとするときの
前向きなサインである」

といっています。

悩むことは「いけないことだ」
と、ラベルを貼れば悩みは悪になります。

でも、

悩みは「自分らしく生きようとしてる証だ」
と捉えれば、善という見方になります。

実存主義心理療法の代表である
傾聴は後者を採用しています。

「プラスに注目して聴く」とは
前向きな発言を後押しするというのではなくて、
そもそも悩んでいる人は、自分らしく
生きようとしている前向きな存在だと捉えます。

具体的な聴き方としては
「あなたの中には〇〇という気持ちと、
〇〇という気持ちがあるのですね」

と、言う風に悩みや葛藤の
一つ一つの気持ちのパーツを
丁寧に一緒に確認していくことです。

いい悪いを判断しないこのような聴き方は
今の自分を知る方法としてとても役に立ちます。

裏を返せば、

悩みやは悪いことだと捉えていると、
早くそれを消し去りたくなるので、
プラスの方向に誘導したい要求が湧いてきて
丁寧な傾聴がしにくくなります。

気持ちは過不足なくそのまま聴く、
それ自体がプラスに注目して聴いていることになります。

よかったら、やってみてください。

＜編集後記＞

先日、息子の中学校の体育祭を
見学に行ってきました。

冒頭、新任の女性の
校長先生が挨拶をしまして。

挨拶の終わりに校長先生が
こう切り出しました。

「えーっと・・・、前任の校長先生は
ギャグが得意だったということで・・・
いまから、私もギャグを言ってみたいと思います

　・
　・
　・

校長は、絶好調・・・！」

新校長もきっと、何かの成り行き上
やらざるを得なくなったんでしょうね。

気持ちはお察ししますが、
どうせやるなら振り切らないと。

「ギャグをいいます」と前振りした人
初めてみて笑劇でした（笑）

今日もいい一日をお過ごしください！

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