魔法の言葉をつかうと・・・

突然ですが、散髪にはとくにこだわりがありませんでして。

出先でも空いた時間にふと思い立てば、

近くにある散髪屋さんに入ったりよくします。

そのとき、42歳にもなって

いまだに散髪屋さんから質問されて戸惑うのが

「もみあげどうしますか?」

という質問です。

(男性陣のみなさんは、同じ経験がありませんか???)

どうしますかと言われても・・・、

何と答えてよいものか(汗)。

そんな戸惑うと表情が散髪屋さんにも伝わるようで、

向こうも気を使ってよく

「自然に整えておきますか?」

とか

「普通にそろえておきますか?」

と、いってくれます。

どこの店に行っても

自然に整えるか?普通ににそろえるか?

ときかれるので、

こちらも少し学習をしてそのうちに自分から先に、

「自然に整えてください」

と、いうようになりました。

すると、

確かにやってくれるのですが・・・。

この自然に整える。

毎回、人によっても店によっても

はたまた同じ店員さんにやってもらっても

出来上がりが違んです(笑)。

自然とか普通という形はないですからね。

もしかしたら散髪屋さんたちも

もみあげの形や切りかたについて

なんと表現したらいいのか少し困っていて

お互いに心の中で小さなもみあげ騒動が

起きているのかもしれませんね(笑)。

・・・

自然とか普通とかいう言葉は

聞いた瞬間になんとなく理解できる魔法の言葉です。

魔法の言葉はこれ以外にもたくさんありますよね。

「頑張る」

「気をつける」

「努力する」

「意識する」

「心がける」

「できるだけ」

こういうあいまいな言葉はすべて

本当にどうしたらいいかわかわからないけれど、

その場をなんとなく丸く収められる魔法の言葉だと思うのです。

でも、

「魔法」を辞書でひくと

「不思議なことを起こさせる術」

と、でてきます。

なるほど・・・

たしかに毎回同じことを言っているにもかかわらず

もみあげの形が変わるという不思議な現象が起きます(笑)。

魔法と聞くと出来ないことを叶えてくれそうな

いいイメージがありませんか?

でも白雪姫の魔女のように

魔法は信じられない結果を引き起こす

怪しいものでもあるわけです。

魔法の言葉を使ってその場は丸く収めたけれど

結局、何をどうしたらいいのかわからなかったり。

お互いの認識がずれていて

あとで問題になったり・・・。

そんな経験はないでしょうか?

もしちゃんと結果を残したいなら、

魔法の言葉をつかわずに、

具体的な見える表現に変えないといけませんね。

・・・

最近では散髪屋さんにいくと

すっかり魔法の言葉を使うのをやめまして。

「耳のラインの延長の角度で切って、切ったところは剃ってください」

と、伝えるようになりました。

そうしたら散髪屋さんも

「はい、わかりました!」

と一発で理解してくれるようになり、

出来上がりも想像と大きく異なることがなくなりました。

これでお互いスッキリです。

あいまいな言葉を使いたくなるのは

そのことについての自己理解が

あいまいだからですね。

裏を返せば具体的に表現することですれ違いは減ります。

これをお読みのあなたは、

魔法の言葉を使って困った経験はないですか?

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