一度味を知ってしまった息子は、ことあるごとに「シュワシュワ」を飲ませろとせがむ。
ある日、息子を連れてファミレスにいった。
ドリンクバーがあるファミレス。
それをみると案の定、息子はメロンソーダを飲みたいといいはじめた。
3歳児は無料だったので、たまの外食の時くらいいいかと飲ませることにした。
一杯目は驚く速さで一気に飲みきった。
二敗目はコーラがいいといい、これもすぐに飲みきった。
3歳児はまだ体が小さいので、それだけでお腹が膨らんでいるのが分かるような気がした。
普段あまり飲ませないだけに、このペースで行ったらどれだけ飲むかと一瞬心配になったが、その心配は無用だった。
きょうは飲んでオーケーとしたことだからと息子に「次は何飲む?」と聞いたら、あっさりと「もういらない」といって、それいこう目もくれずご飯のほうを食べはじめた。
そのきりかわりのはやさに逆に驚いた。
そのとき、はじめて、
息子が満たしたかったのは、お腹ではなく、飲みたいとい気持ちだったことに気づいた。
息子は、足るを知っていた。
では、はたして私は足るをどれほど知っているだろうか?
ふとそんなことを考えると、仕事も、お金も、家族も、子育ても、いつもなにか足りない物の穴埋めに必死になっている自分がいる気がいた。
足るを知らないのは、
私の方かもしれない。
いつも子供の出来ていないところばかりして指摘している姿が走馬灯のように流れ、少し恥ずかしく胸が苦しくなった。
こんな足りないところだらけの私が親をしている。
そんなことを思った次の瞬間こう思った。
こんな足りないところだらけの私でも、親をどうにかできているわけだから、
また、これもよし。
いまの私で十分、足りているのだと思った。
きっと自分の足りないところばかり見ていると、人の話を聴くときも、相手のたり足りないところや、自分の足りないところばかり気になってしまいそうだ。
聴き上手でいたいなら、足りている自分を知っているのがいい。
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