傾聴の「無知の姿勢」(3)

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いつもありがとうございます。

夏は主食がフラッペの、岩松正史です。

今回は、第1回、第2回のつづきです。
傾聴の「無知の姿勢」(1)
傾聴の「無知の姿勢」(2)

最後に一例をご紹介します。

傾聴では、受容、共感、一致の姿勢が大切といいます。

無知の姿勢をそれを当てはめるなら、
受容や共感というのは

「わたしと同じであろうと違かろうと、わたしはあなたの感じ方にいつも興味をもっているし、そう感じているあなたを受け入れる準備がある」

ということです。

また一致とは、

「一致=自分への受容+自分への共感」
ですから、

「あなたの感覚を十分に感じ取るために、それを感じとろうとしている自分の感情にいつでも意識を向けている」

ということなのです。

もうちょっと詳しく(ねちっこく?)いうと、

・相手のことをちゃんと分かってない自分に気づいているのに、そんな不確実な自分を無視したまま話を先に進めない誠実性

・話をちゃんと聴けていない自分はだめだと、自分をいい悪い思考で見ない自分に対する純粋性

・「早く話の内容を正確に理解しなくては」「聴くからにはアドバイスをすべき」という「べき思考」で自分を偽らない

一致の姿勢をもつことで

・自分は人のことはわからない人間だという無知な自分であるという「自信と確信」をもち(知的謙虚さ)

・それによって自分はだめだというレッテルを自分にはらず

・相手の感覚をわかろうとしても、相手の感覚を受け入れても、自分は脅かされない存在であるという自信をもって聴く

・自分にウソをつくこともあいてにウソをつくこともする必要がなく

・聴けるように聴き、聴けない時は聴けない自分を許しながら聴く

・上手か下手か、役に立ったか立たないかという評価的だったり外的な評価基準ではなく

・上手でも下手でも、役に立っても立たなくても、いま自分がしようと思うことを自分に無理することなくすればよしとする自分への肯定感を持ちながら聴く

これが、わかったつもりになって聴かないとういことです。

つまり分かるとかわからないというのは、
相手の話に対する態度だけを意味するのではなくて、
自分のことを十分わかり(理解し)ながら聴く

ということなのです。

わかる人にはわかるけれど、
わからない人にはわからない話ですね(笑)。

わからない人は、わからなくてもOKです。

いまの自分には必要がないもの、
自分の必要なタイミングではないもの
として読み流してください。

私に腹を立てる必要もありませんし、
わからない自分を責める必要もありません。

わかる人にはきっと傾聴で聴くカウンセラーが
実際の心の中でどのように思いながら聴いているか
見聞きする機会はあまりないと思うので、
参考になれば幸いです。

いまこれを読み終えたあとの自分の心が
何を感じているか見つめてみましょう。

それがわかったつもりになって聴かない第一歩です。

<お知らせ>

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<<編集後記>>

毎年夏になるとファミリーマートのフラッペを50杯食べるという

「めざせ50杯!勝手にフラッペラリー」

というのを勝手にやっています。

もともとファミマの社員だからというわけでもありませんが
はじめて食べて以来、そのおいしさに魅了されておりまして。

いまのところ3年連続で50杯を達成しています。

今日点在23杯です。

ほんとうは7月中に35杯まで行きたいところありますが、
外出が少なく天気が悪いのでなかなか進みません。

この雨が過ぎたらいよいよ夏到来のようです。

今年も50杯目指して頑張ります!

今日もいい一日をお過ごし下さい!





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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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