私は大のチョコレート好きです。

チョコレートのよさは、なんといっても種類の豊富さです。

日本だけでなく世界中のさまざまなメーカーから発売されていて、

種類も、味もさまざま。

外国製だからといって日本人の口に

合わないものが多いかというとそうでもなく、

結構日本人の味覚にもあうものが多いです。

ミルクやナッツ、フルーツなど本当にたくさんの

他の食べ物とあわせたものも数多くあり、

本当に数限りない味がたのしめます。

選ぶ楽しみがあります。

なのでつい輸入菓子を扱っているお店に寄ったりすると、

チョコレート売り場に引き寄せられては、

目新しいチョコを物色して

つい買ってしまうのでした。

（これでもダイエット講師です）

ある日のこと、

ちょっと大きめではありますが、

それ以上に高価なミルクチョコレートが気になって、

買ってしまいました。

ずっしり重い厚めで板チョコです。

なんとチョコレートの分際（？）で600円！

ほとんど食事と同じ値段ですね（汗）。

さすがに買うのにちょっと勇気が必要でした(笑)。

・・・

久しぶりの大きな「投資」をして、

家で食べようと楽しみにして帰りまして。

着いたらさっそく封を開けて一口だけ食べてみたら、

なるほど・・・

チョコなんだけれども、チョコでないような・・・

でも濃厚で重厚で柔らかい感じがして、

確かに値段が高いのもうなづけるいい品でした。

はずさなくてよかったとほっと安心。

一気に食べるのはもったいないと、

リビングにある私専用の菓子棚に

置いておくことにしました。

・・・

チョコというのは面白いもので、

食べたいときはどうしても食べたいのに、

いったんそうでもなくなると、

しばらく食べたくなくなることがよくあります。

でもそんな私の気分のばらつきにも、

”腐ることなく”待ってくれるのが

チョコのもう一つのいいところであります。

たぶんにもれず一週間ほど、

ときどき菓子棚のチョコの箱を横目で見つつ、

食べずにスルーしておりました。

そして一週間ほどして、

ついにまた食べたい気分も盛り上がり（！？）、

期待に胸を膨らませて菓子棚に手を伸ばした瞬間。

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悲しい事実を突きつけられることになったのです。

その事実とは・・・

「チョコが入っていない」

（ありがちなオチですね（汗））

買ったときはずっしり重く、

一口食べたあともまだ95%以上残っていたはずのチョコの箱が、

空（カラ）・・・いいえ、

正確には「ほぼカラ」になっていました。

私は迷わずたまたま同じリビングにいて

テレビを見ていた娘に言いました。

「お父さんのチョコ食べただろ？？？？」

すると娘は悪びれる様子もなく、

ニヤッと一瞬笑い、

娘「うん。食べちゃったーよぉ～～～～。あはははぁーー！！！」

「『あはははぁーー！！！』じゃない」と、

心の中で一瞬、恫喝してみたものの

あとの祭り・・・。

箱を見て中身があると思い込んでいた自分を反省し

「２口で600円は高い・・・」

と心の中でつぶやきながら

残された一口をかみしめるように食べたのでありました。

そして同時にこんなことを思ったのでした。

パッと見ちゃんとあるからといって

中身もあるとわかったつもりになっていると痛い目を見る。

これはきっと人間関係も同じだなと。

表面的な言葉だけから、

「きっと言いたい中身はこういうことだろうと」

と勝手に推察して理解したつもりになってみたり・・・。

でも実はそれはただのコチラの思い込みで、

全然的外れだったり・・・。

そういうことありますね。

・・・

チョコの箱が確かにあるからといって。

そして、

過去に確かにその箱の中にチョコレートが

入っていたことを知っているからといって、

いま実際に中がどうなっているかはちゃんと

いまこの場で確認しなければ、

事実を理解することはできませんね。

人間に対してだけでなくチョコレートに対しても

察するコミュニケーションはやめようと

心に誓ったのでありました。

そして、

いうまでもまく

娘が見える場所にチョコレートをおくのも

二度としないと心に決めたのでありました。

2口のチョコとこの気づきがあわせて

600円だったと思うことにします(笑)

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「外を見て、過去を見て、わかったつもりになっていないだろうか？」

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