~傾聴ロボット2号~ 著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

毎月開催している傾聴1日講座には、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントなどカウンセラーになるための試験を受ける人も来ます。

あるときキャリアカウンセラー試験の再受験に挑む女性がいらっしゃいました。

一度不合格になった方です。

この方は1回目の試験前に試験対策として、外部の面接対策講座に参加したそうです。
その時ファシリテーターの先生からされた指示の中に

「くり返しをする際は、最後に必ず『~ですね』」と付けなさい。」

と言うのがありました。

「~ですね。~ですね」では何かおかしいと違和感を抱えたまま受験した結果、緊張しすぎて大失敗。
結果は不合格でした。
この方自身の練習不足もあるでしょう。
でも問題は果たしてそれだけでしょうか。
一言話すたびに「あなたはそう感じていらっしゃるの『ですね』」。

「それがうれしかったん『ですね』」。「どうしようか悩まれているの『ですね』」とくり返されたら気持ち悪いのではないでしょうか。

違和感を覚えるのは当然です。
それでももしかしたらマニュアル通りにやれば試験には受かるかもしれません。
でも聴き手が違和感を抱えたまま型はまることが本当に聴くことなのでしょうか?
初めて習う事ですから練習の段階ではそういうことも必要かもしれません。
でも試験には合格したけれど聴けないようでは現場では使えません。
試験対策用の聴き方を、現場にそのまま引きずっていないでしょうか。
こういうマニュアル型の傾聴ロボットさんを目にします。
※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。
岩松正史著「聴く力の強化書(自由国民社)」
この著書のもととなった「傾聴1日講座(基礎)」の詳細はこちら

http://goo.gl/AyhZaK

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