本当にコーヒー豆がないのが先なのか?

いつもありがとうございます。

お土産にといってブラックサンダーを

いただく機会がめっぽう多い、岩松正史です。

出張先で、ホテルのチェックイン開始時刻まで

あと20分ほど時間があった。

たまたま、ホテルすぐ横にあった

大きなお土産屋さんを

ウインドウショッピングしていた。

いろんなもの売っていて面白い。

「国産のコーヒー豆」

まである。

ちょうどそのコーヒー豆を見ていた時、

横に、50代くらいの女性2人組が来た。

その中に一人が

私が見ているのと

同じコーヒー豆を見てこういった。

「うち、ちょうどコーヒー豆がなくなりそうなのよぉ…」

その言葉を聞いたときこう思った。

「確かにこの女性の家のコーヒー豆はなくなりかけているかもしれない。でも、それ以上に、この女性はコーヒー豆を買いたがっているのではなかろうか?」

「コーヒー豆が減っていたことを気にしていたから、売っていたコーヒー豆が欲しくなった」

のではなくて

「いま目の前で売っているコーヒー豆を買いたいから、自宅のコーヒー豆が減っていることをわざわざ思い出して、理由づけをした」

のかなと。

これがアドラー心理学と

関係があるかどうかはわからないけれど

・豆が足りないという「原因」が先にあって、コーヒー豆を買うという「結果」につながる

のではなくて

・「コーヒー豆を買いたい」という目的がまずあって、その目的を実行するために、あとから、理由づけをしている

そんな風に見えた。

「理由づけ」というと、

なんだかかかっこいい言葉だけど、

一般的な言い方をするなら

「いいわけ」。

・・・

よく「いいわけするな!」というけれど、

世の中のほとんどは、この

あとからの理由づけ(=言い訳)

ではないだろうか。

そもそも

「言い訳するな!」

が常識化しているということは

裏を返せば世の中は、

そもそも「言い訳だらけである」

と解釈することもできる。

「言い訳はダメだ」という人さえも

なぜ言い訳がだめなのか?

言い訳を聞く気がないのか?

そこに理由付けをして

「言い訳がよくない理由の、言い訳をしている」

・・・

結局、人は言い訳をする生き物で

すべての人は言い訳を手放すことはできない。

どうせ、手放せないものならば

排除、否定するよりも

言い訳も積極的に聴いて見たらどうだろう。

言い訳もワケ(理由)なのだから。

「人と自分は違う」

という当たり前の真理を知る練習の意味でも、

言い訳は聴いてみる価値がある。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「言い訳ほど積極的に聴く」

言い訳は悪いことラベルを張ってしまう

自分に気づき、

いい悪い思考になってしまう

自分の心の言い訳を聴くところから始めましょう。

・・・

結局その女性は、コーヒー豆は買わずに

その場を立ち去りました。

コーヒー豆以上に大切な、

別の目的を見つけたのかもしれません。

<お知らせ>

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聴けない自分ではよくないと思って

聴き方を学ぼうという人も、

自分の心の声を聴くのが

苦手で苦しく思っている人も・・・。

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