問題を意識すると、問題が解決しにくくなるのはなぜか

3年前に10kgダイエットをしていまも維持している。
健康診断もオールA、体調に問題はないが一つだけ気になりつづけていることがあった。
脇腹についた肉。
これさえがとれれば、あと1kgくらい落ちるのに、なんかもったいないなと思いながら、特に不自由もないのでそのまま放置していた。
そんなある日、
知人とダイエットとは関係ない話をしているときに、たまたわき腹を鍛える方法というのを聞いた。
・・・
なんとなく、心が魅かれた。
なぜかといと、腹筋を鍛えるコロコロの器械は毎朝やっているものの、わき腹というものを鍛えた経験がなかったから。
そしてちょうど、コロコロだけの生活に少し飽きてきていたところだったというのもある。
左右各20秒ずつでいいトレーニングだったので、筋肉をつけようと思い、つづけることにした。
すると、
幸運なこととに、たった3日もやっただけで効果が体感できた。
コロコロで鍛えた腹筋同様に、あきらかにわき腹が硬くなり、腹筋との境目に大きな溝ができはじめたのです。
わき腹に筋肉がつくのが楽しくなってきた。
ただ筋肉がついていくのが楽しくてつづけていた。
でも2週間たったときに気が付いた。
わき腹のぜい肉が落ち始めていることに。
・・・
抱えている問題を気にしているだけでは解決はしません。
問題を意識しすぎるがゆえに、本質を見失っている事があります。
また問題そのものを意識していなくても、興味、喜び、楽しさに純粋に進むことで、結果的に意識していなかった別の問題が解決してしまうということはよくあることです。
著書内でも書いてありますが、実は傾聴を学習しはじめたころ「うなずき、あいづち」がうまくできず、6か月以上ハマった経験があります。
どうにかこの問題を解決しようと、先生がするあいづちをすべてメモをとって自分の番の時に完全にマネをしよう試みたこともあります。
結果はすべて撃沈でした。
そんな、ある日の練習で、あまりにもしんどかった私はうなずき、あいづちの練習をやめ、くり返しの練習をロールプレイ内ですることにしました。
ロールプレイが終わった時、先生からこう言われて驚きました。
「あら、うなずき、あいづちが自然にできていたわね」
この経験から2つの学びがありました。
1.問題にとらわれ過ぎると、問題解決が遠のく。

2.うまくできないと思っていても、あきらめず続けていたことは必ずに身になっている。
長い間、精神がとらわれ過ぎている問題があるなら、「ま、いっか」と言って、いったん手放してみるのも一つの方法です。
そのためには、自分の苦しみが何であるかちゃんと、心の声を聞かないといけません。

・自分の心の声と、相手の心の声を共鳴させる
傾聴1日講座」を8年間、毎月開催しています。

聴く人が楽になる聴き方
 ・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中


脳と心を鍛える無料メール講座
 ・ 傾聴のつぼ入門編
 ・ 記憶のつぼ入門編

岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
 ・ 初心者のための記憶術
 ・ アクティブ・ダイエット
 ・ アウトプット読書法
 ・ 夢実現講座

著書「聴く力の強化書」 /自由国民社

聴き手育成プログラム(企業向け)

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」

PAGE TOP