義父母の家の近くには河川敷のある

大きな川が流れています。

近くには有名な神社があり、

帰省するとそこにみんなでお参りに行ってから

帰りがけにその川の河川敷で

遊んで帰ったりします。

以前帰省した時も、案の定、

当時小4だったが川で遊んで

帰りたいといいまして・・・。

冬だったので水には当然入らずに、

河川敷にある「すりガラス」を

探していたのでした。

「すりガラス」とは本来つや消しの

窓ガラスのことをさすようですが

娘が言うそれは、

たしかにすりガラスのように

ザラザラに曇った感じになっていますが、

河川敷や海岸に落ちている、

ただのビンの破片が削れて

丸くなったもののことであります。

（娘は今でも「宝石」のようなものが大好きです。）

なにもせずただ河川敷にいれば、

きっと5分であきることでしょう。

でも、

「すりガラスを探そう」

と思っていると、

時間はあっという間に過ぎていきます。

この感覚は、娘が6歳くらいの時に

一緒によくやっていた、

公園でのＢＢ弾（おもちゃの鉄砲の玉）

探しに似ています。

別にすりガラスが欲しいわけでもないのに、

私もすりガラス探しにはまってしまいました（汗）。

２、３０分も河川敷で足元を真剣にみながら

すりガラスを探していたら、

あることに気が付きました。

近くにある橋の上を通る神社帰りの人たちが、

橋の上から私たちのことをを不思議そうに

眺めているのです。

そして、特に子連れの一家が、

引き寄せられるように

どんどん河川敷に降りてきます。

きっと「素晴らしい何か」を探しているように

見えたのでしょうね（笑）。

みなさん降りてきたまではいいのですが、

何を探しているのかを私たちに

聞く勇気もないまま、

ただただ娘の真似をして、

足元に落ちているはずの

「すばらしい何か」を探している

その様子が、ちょっと滑稽でもあり

面白かったのでした。

でも、その様子を見ながら

思ったことが２つあります。

一つは、

「楽しみには、自分で作るもんだな」

ということであります。

ちょっと話が脱線しますが、

よく講座のワークの中で参加者の皆さんに、

「最近楽しかったことは何ですか？」

と質問することがあります。

すると結構多くの方が、

「え？楽しかったこと？最近何もないなぁ～・・・」

となるわけです。

その時の皆さんの脳の中を想像すると、

おそらく「特別な出来事」を思い返そうと

しているように見えます。

でも、すりガラスのように、

どうでもいいといえばどうでもいいものでも、

本人がそれを探すのが

楽しいと思えば楽しいわけで、

「特別な出来事＝楽しいこと」

というわけでもないわけです。

二つ目は、

「どんなに取るに足らないようなことでも、真剣にやっていると必ずその様子を見てくれている人がいる」

ということであります。

人の気持ちは「何をしているか」

に惹かれるのではなくて、

「どういう気持ちでその人がしているか」

を感じ取るのではないでしょうか。

娘（と私）がかなり「真剣」に

ガラスを探していた姿勢がきっと

橋の上を通る人たちには、

自分にとっての「素晴らしい何か」を予感させ、

近づきたくなる雰囲気を

醸し出していたに違いありません。

真剣さは人を引き寄せる力があるんですね。

「真剣に楽しむ」

という言葉は、一見矛盾しているようで、

けっこう心理を突いているのかもしれません。

・・・

これをお読みの方には仕事で

働いている方も多いと思います。

仕事も昨日と同じことの繰り返しだから

つまらないと思ってやれば、

つまらない一日にすることもできます。

これから始まる今日一日を自分で

「楽しもう！」

と決めてのぞめば、

楽しみの一つや二つ、

自分で作り出すこともできます。

人生を楽しむには、

特別な出来事に期待するのではなく、

当たり前の生活の中でも

「楽しもう！」と決めること

なのではないでしょうか？

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「さて今日は何を楽しもうか？」

今日は今月８日ある傾聴1日講座の２日目です。

スケジュール的はハードですが、

今日も新しい出会あり、再会あり。

存分に楽メル一日になる予感がします。

あなたは今日一日、何を楽しみますか？

＜お知らせ＞

当たり前の生活の見え方が変わる。

自分の中の過去の常識をぬりかえたい方には、

今ある自分の力を再発見できる

６月４日からの記憶術講座がおすすめです。
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