最近、「顔の研究」が楽しみです。
「顔の研究」とはなにかといいますと。
自分の顔はいくら研究しても
イケメン俳優やアイドルのようにはなりませんが、
自分の顔についての研究ではなくて、
写真や広告に載っている顔の研究であります。
研究しているのは
「好印象を与える顔」
についてです。
きっかけは、ある脳科学の本話読んでいたときに、
「人間は相手の顔の右半分しか見ていない。」
という話があって興味をもちました。
ちょっとご紹介しますと・・・。
その本には、2枚の写真が載っていました。
一枚は男性の写真、
もう一枚は女性の写真・・・に見えるのですが、
実はこの写真、左右、顔の半分が男性、
半分が女性の写真をデジタル加工してあって、
一人の人物の顔ように
うまく加工してあるものなのです。
2枚の写真はその加工された同じ写真を、
鏡写しのように左右逆にした
だけのものだったのです。
そして私には、
男性に見えた写真は、
「顔の右半分が男性」
の写真でした。
そして女性に見えた写真は、
「顔の右半分が女性」
の写真でした。
つまり人はだれかを見たときに、
相手の顔の右半分の印象で
男性か女性かを見分けているのです。
なぜそうなるかというと、
たとえば、
紙に書いてある横書きの文章は
左から右に向かって書いてあるので、
当然読むときも左→右に目を動かして読むように。
人間の視線は一般的に、
「左→右」に動く癖を持っています。
それともう一つ。
人間は、
「最初に見たものの印象で判断する」
傾向があります。
主にこれらの要因から、
写真を見たときに最初に目に入る
「右の顔の印象」
で性別を判断してしまうというわけです。
これは別の見方をすれば、
「右の顔の印象で、相手に与える印象を変えることができる」
ということかなと。
それならば、
広告やチラシを作るプロはきっと
右の顔の見え方を意識して作っているのではないか?
と思い、いろいろ調べてみたくなったわけです。
ネットで調べると、
「相手の本心は左の顔にあらわれる」
なんて記事もたくさんあるようですから、
これはちゃんと調べたわけではありませんが、
「第一印象は右の顔。本心は左の顔」
ということなのかもしれませんね。
・・・
それを知った上で、
電車の車内広告や、プロが撮った
人をモデルにした写真を見てみると、
確かに左斜め前から撮ったもの
(右の顔のラインが綺麗に見える)、
あるいは右の顔を明るく
照らしているものが多いかなと見えなくもありません。
もちろんそうでないものもあるので断定はできませんが、
たしかに右の顔にまず目が行きますし、
受ける印象もどことなく違う気がして面白いのです。
・・・そういえば、
先日、私が開催している傾聴講座に
プロカメラマンの方を呼んで、
参加者の方、ひとりひとりの撮影してもらったときも、
全員、右顔のラインがみえるよう、
左斜め前から撮影していたのを思い出しました。
偶然か?それともやはり、
プロカメラマンの方は右顔を意識して
とっているのかもしれません。
そんな風に写真を観察しながら、
ふと思ったことがあります。
それは、
「もしかしたら多くの女性は、お化粧の力の入れ方を間違えているかもしれない」
と思ったのです。
どういうことかといいますと・・・。
日本人は(手が)右利きの人が多いので、
たぶんお化粧をするとき、
自分の左の顔から始める人が
多いのではないかと予想したのです。
理由の一つは前述のとおり、
人は左側に見えるものから認識をするので
(右の顔)
そちら側がまず目に入るから、
目についたほうからお化粧を
始めるだろうというのが一つ。
もう一つは、
特に日本人は右利きの人が多いので、
右手に化粧道具をもってはじめると、
右手で右の顔をするのは少し窮屈なので、
左の顔からお化粧を始めるクセがついている人が
多いかもしれないと思うからです(眉毛描いたり)。
そして、
なにごともやりはじめのほうが
集中力が高く、丁寧で、
時間がたつと、
(あるいは時間がない朝などは)
だんだん集中力が弱まってきて
適当になってきたりしませんか?
すると
左の顔より右の顔のほうが気持ち
おろそかになっている可能性があります。
それに、
鏡に映る自分の顔は左右対称になっているので、
そのとき鏡に映った自分の「左の顔」を見て
「よし!今日はお化粧カンペキ!」
と思っても、実は他の人は
あなたの「右の顔」見ているわけで
「見てもらいたい自分」と
「実際に見られている自分」の
ポイントがずれてしまうわけです。
べつにこんなにも熱く語るほどの
ことでもありませんが(笑)
女性陣は今度試しに
右の顔に力を入れてお化粧してみてはいかがでしょうか?
このほかにも無意識の心理に気づけないため、
ポイントがずれていることは、
他にもたくさんあるのかもしれませんね。
人間というのは奥深いものです。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「顔の右半分に力を入れよう」
<お知らせ>
観察力はどこからら身につくか?
それは日々の生活の中で
「おや?」と感じたことに
立ち止まってみる習慣をがあることでしょうか。
感性が高い人ほど観察力が高くなりますね。
また人の話に興味を持って聞くなんて言うのも
観察力と感性が影響してきます。
感性を鍛えて、
相手の心に寄り添うコミュニケーションに
興味がある方はこちらもごらんください。
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