この歳になって、仕事の量や働く時間が長くても
けっこう踏ん張ることがでるなぁと思えるのは、
(いいか悪いかは別として)
過去にしてきた仕事の中にはもっと過酷なものが
多々あったからだと思います。
(みなさんそれぞれしてきた苦労はあるでしょう)
コンビニ社員時代は一人で新店舗の開店業務を
2店かけもちでやったり、
通常は5、6店舗の担当店舗を
8店舗担当していたり。
当時の上司も悪意からではなく、
任せられると思ったから
任せてもらえたことなので、
プレッシャーもかかりますし、
体はしんどかったですけれども、
気合を入れて働くことができました。
辞める前、最後に転勤でいた栃木県では
深夜0時くらいに営業仲間から電話かかってきて
「あと何店舗まわる?」
なんて話をしながら、
深夜営業の牛丼屋で待ち合わせして
愚痴を言いながら軽く一服
なんて事もありました。
「こんなことを一生繰り返すのか・・・」
と思うと人生に絶望もしたのでありますが、
それも今となってはいい思い出です。
・・・
そしてなにより、
あの時の限界を超えて働いた経験があるからこそ
いまは多少しんどくても乗り切れる礎となっている。
そのことは否定の余地はありません。
仕事はどうやって楽をして儲けるかも大切ですけれども、
そこに至るまでには、それまでしてきた苦労が
ベースとなり底上げされていると感じます。
・・・
話は変わりますが、先週
記憶術の講座を受講してくださった方向けの
フォロー講座を開催しました。
先週は世界の有名な紅茶10種類の
名前、産地、色、特徴をみんなで覚えました。
名前一つとっても
「ヌワラエリア」「ウダプセラワ」
のように意味がないカタカナ語が並びます。
また、色も
「紅色」「明るい紅色」「輝く紅色」
など表現が複雑です。
ただの記憶遊びですけれども、
これをもし何の経験もない人とやろうとしたら、
一瞬で「無理」と言われて終わりでしょう。
ではなぜフォロー講座に参加したみなさんが
これを短時間でできるのかといえば、
みなさんが以前に2日で200個以上の
単語を覚えるという
「限界を超える体験」
をしたことがあるからであります。
何の経験もない人に
「5分で20個の単語を完ぺきに暗記して」
といえばできないというでしょうが、
200個覚えた体験済みの人ならば
余裕かどうかは個人差があっても、
逃げずにやってみようとは思えるわけです。
・・・
人間の脳は面白くて、
一度何かの限界を超えやり切れた体験をすると、
それ以降、それ以下のことは
「楽」と感じるようになるのであります。
この脳がもつ
「限界を超えたらそれ以下は楽に感じる」
という性質は記憶だけでなく、
先ほどの仕事もそうですし、
スポーツ、習い事、あるいは人間関係も・・・。
生活のあらゆる場面で使える法則です。
「自信」とはある意味この
限界を超えてやり切れた体験があって
はじめて実感できるものではないかなと思います。
何も体験をせずに、
「どうやったら自信を持てるだろうか???」
いくら頭で考えていても、
自信はもてないでしょう。
・・・
いまこれをお読みいただいている方の中には
望まないけれど、受け入れざるを得ない苦労
の真っただ中にいるという方もいると思います。
「本当にもうだめだ・・・」
と思ったらそこから逃げるというのも大切な決断です。
でも、もしその場自体が暴力的でなく、
身体症状が出ていない。
つまり「体がしんどいなぁ」とか
「かなりプレッシャーがかかるなぁ」
というもので、
逃げることはいつでもできるものでしたら、
(ちょっと酷に聞こえるかもしれませんが)
いまはあえてその苦労の中にしばらく
身をおいて見る選択をしてみてはいかがでしょうか。
それがいい経験でも悪い経験でも
5年後、10年後に
「あの時の限界を超えた経験があるから・・・」
と思えるあなたにとっての
「未来の楽」
につながるかもしれません。
・・・
あるいは、
これをお読みいただいているあなたにはすでに、
「限界を超えたからこそいま楽にできる自分がいる」
と思える体験はありますか???
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「自らすすんで限界を超えに行ってみよう!」
願わくば、
外から押し付けられる嫌な限界ではなく、
自らすすんで限界に挑んでいきたいものであります。
<おしらせ>
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