「困るけど便利なもの」。

あるいは逆に、

「便利だけれど、困るもの」

はありますか？

・・・私の場合、スマートフォンですね。

おそらく、外出している時間の半分は

手に持っているのではないでしょうか。

電車に乗っていても、ちょっと手持無沙汰になると

大した用事もないのに、

スマホをいじっております。

いけないから手放したいと思うのですけれど、

なかなかできません。

一種の「依存症」であります。

困った存在でもあるのですけれども、

ある状況では、スマホがあると

とても助かるという事実もあります。

一番助かるのは、

「アイディアが浮かんだ瞬間」

に瞬時にメモが取れることです。

・・・

メルマガ、ＢＬＯＧを毎日書いています。

そのネタは書くときに考えるときもありますが、

多くは日ごろ蓄えてあるネタ帳を見ながら、清書していきます。

以前はそのネタ帳として、小型のメモ用ノートを持ち歩いていたのですが、

ここ２年ほどはノートをやめてスマホのメモ機能を使っています。

スマホなら歩きながらでも、電車の中でも

ペンと紙を出して、両手をふさがずに

片手で入力できます。

そして何より助かるのは、

私は字を書くのが汚いので、せっかくノートをとっても

ないを書いたのか？自分で読めなくなることもしばしばでして（汗）。

スマホのメモ帳を使うようになってから

早くきれいに残すことができるようになりました。

お風呂場で、たまたまスマホが近くにないときに

アイディアを思いついた際、、

一生懸命覚えていようとしたのに、

せっかく思いつたアイディアを忘れてしまってがっかりすることは

いまでもしばしばあります。

もしスマホがなければ、

毎日メルマガを書き続けることができないので

スマホはいつでも身近においておきたいという

不安心理をそそります(苦笑)。

いかがでしょうか？

これをお読みいただいているあなたには、

こんな風に、

「手放したいけれども、手放せないもの。」

あるいは、

「本当は手放したくない、と思っているもの。」

はありますか？

・・・

嫌なことがあって、

「過去に忘れたい」という人がいます。

「過去を忘れるために、一生懸命努力している」という人もいます。

そう思いたく何か大変な出来事があるのでしょうから、

心中お察しします。

「過去に何かがあった」のはわかりますから。

忘れられたら良いのでしょうけれども、

実際に忘れられたという人には、

出会ったことがほとんどありません。

それはたぶん、過去は忘れようとして

忘れられるものではないからではないでしょうか。

（屁理屈かもしれませんが）

もし「過去を忘れた」と言い切れる人がいたとしましょう。

でもその人は「過去を忘れた」と言っている時点で、

過去を覚えているから、そう言えるのでしょう。

本当に完全に忘れていたら、

忘れるとか忘れないとかいう話すらできるはずがありません。

つまり、

過去は忘れてはいないけれど、

抱えながら前より楽な気持ちで

生きられるようになっただけなのではないでしょうか。

「忘れた」のではなく「前ほど気にならなくなった」

ということだと思います。

・・・

自分にとって都合が悪いものを手放せないという人が、

考えたほうがいいのは、手放す方法ではなく、

それを抱えながら、よりよく生きる方法ではないです。

だから都合の悪い過去も、忘れたり手放そうとしたりせず、

抱えながら、よりよく生きる道を探すほうが現実的です。

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「手放したいといいながら、それに頼って生きている。」

・・・そんな一面もあったりします。

いい過去も悪い過去も、自分を構成している要素であるなら、

それを否定するとあるがままの自分を否定したことになり、

自尊心が傷ついてしまいます。

（つらい過去を否定しても、自尊心が傷ついてしまうというのは苦しいことでありますが…）

・・・

ちなみに、私は

スマホは良い面も悪い面も両方あるけれど、

両方ひっくるめて今の私を作り出す要素ですから、

いい悪いの価値判断を「しながらも」、

そのまま手放さずに、

使っていくと決めているのであります。

それが「ありのまま」を受け入れているということ

のような気がするのです。

＜お知らせ＞

自分の悪い面を受け入れられると、

他の人のよからぬ面にも腹を立てず

付き合いやすくなります。

自分を知り、他の人を理解するための

傾聴１日講座は、８月２５日と２７日、

木曜と土曜に大阪で開催します。

東京は９月８日、１１日開催です。

傾聴1日講座の日程はこちら。
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