大欲は無欲に似たり

8年前から事務所の近くにあったカフェが閉店した。

近広て、開放的で、おしゃれな内装で、

事務所を構えた当初はよく行っていた店だった。

でも、だんだん行かなくなった。

コーヒーの価格はちょっと高くても

雰囲気代と思えるが、

ランチメニューは、写真はオシャレでも

味はイマイチ印象に残らない。

注文してから出てくるのにやたらと時間がかかる。

セットのドリンクは、わざわざ

こちらから先に言わないと、

ホットコーヒーでも当たり前に、

食事と一緒に提供しようとする。

従業員さんはどこが悪いというわけでもないが、

どちらかというと接客は作業的・・・。

そんなこともあり、

たまにしか行かなくなった。

でも、そのうちに、

その「たまに」いこうとしたとき、

「本日は午後2時で閉店させていただきます」

と、通常の閉店時間以前に閉店することが増えてきた。

どうやら、夕方以降や週末の団体貸し切りのために

早く店を閉めて準備をしているらしい。

入店できそうな時でも、

ゆっくりしたくて行ったのに、

「あと1時間で閉店です」

なんていわれてしまって

落ち着いていることもできない。

気が向いてもタイミングを

狂わされることが増えてきて

さらに足が遠のいた。

閉店時間のルーズさはエスカレートしていった。

何かがうまくいかなくなったのか?

もともとそういう戦略なのか?

団体客にターゲットを絞ったおかげで、

地元客はずいぶんと行かなくなっただろう。

きっと団体客は来れば、まとまった

売り上げた月から効率はいいだろう。

でも仕事が取れれば大きいが、

とるまでが大変でもある。

売上にムラが出る。

・・・

「大欲は無欲に似たり」

というが、

小さな仕事がちゃんとできない人が、

大きな仕事をちゃんとできるのだろうか?

閉店の看板を見ながら、

昔どこかで出会った、講師業の同業者の人が

セリフがふと脳裏によみがえった。

「私は、大人数の研修は得意だけど、少人数とか対面は苦手です。」

一対一で向かい合えない人が

どうやって大人数と向かいあえるのか?

とても不思議に思った。

たしかに、

大人数の時は、大人数ならではの

グループダイナミクスが起こりやすいメリットがある。

でも、それは講師の力量以上に、

参加者たちの力により沸き起きるものだ。

もし、他人の手柄を実力と勘違いしているなら寒い。

それに、

グループダイナミクスだけが大切なわけでもない。

大人数のときにこそ、

大勢の中に埋もれないように

受講している人の個々の些細な

心の動きへの対応がときに必要となる。

それにより、また場が整っていったりもする。

人間関係の基本は一対一から始まる。

そして、

一対一で一番最初に向かい合うのは、

目の前に来た「誰か」ではなく、

まず自分自身ではないだろか。

自分に向き合えない人は

他人に向きあうこともできない。

大人数しか向き合えないという人は、

実は、目の前に似る一人にもちゃんと向き合えていない。

そして、

その人に関わっている(はずの)

自分自身のともちゃんと

関われていないのではないか。

カフェの閉店の案内を見ながら、

「いま目の前にいる人を大切にしよう」

と、改めて心に誓った。

そして人とちゃんと向き合うためにも、

もっともっと自分と向き合おうと思った。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「一番近くにいる人から大切にしよう。」

・・・これを書きながら、

家族をもっと大切にしないといけない気がして

ちょっと心が痛んだ。

<お知らせ>

自分とちゃんと向き合えただけ、

人ともちゃんと向き合えるようになる。

そうすれば、

対人関係で無理な我慢をすることも減ります。

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