褒め方の妙

「あなたの講座じゃないと受ける気にならない!」

もし、あなたが講師の仕事をしている人だとしたら、

このように言ってもらえたら、

嬉しいと思いませんか???

・・・

記憶術の講師をしている関係で

夏から、試験勉強の仕方をお伝えする

「学習法コース」の講師になりました。

「講師になりました」というのが

とても微妙な表現ですが、

講師にはなったものの、

他の仕事の都合がすでに年末まで決まっているため

講座の開催の予定はありませんでした。

ところが、以前記憶術を受講いただいた

一部のお客様には、学習法の講師になったことを

お伝えしてありまして。

それを知っている方の中から、

近々、資格試験を受けるので

ぜひ開催してほしいと頼まれまして。

開催することにしました。

その時に言っていただいたのが先ほどの、

「岩松さんの講座じゃないと、受ける気になりません!」

という言葉です。

正直、学習法は他の講師の先生もいらっしゃるので、

そちらにおませすればいいかな…と思っていたので、

その言葉に感化されスイッチが入り、

早速先日、講座を開催しました。

世の中にはたくさん素晴らしい

講師の先生がいることを知っておりますが、

その中でも、必要としてくれる人がいると思うと

本当に、冥利につきる。

そんな一言でありました。

・・・

それにしても、あれは、

「褒め方の妙」

だと思うんですよね。

もし、同じように講座を希望してくださるにしても、

「岩松さん(あなた)が最高です!」

なんていわれたら、素直に受け取れず

苦笑いして終わりだったような気がします。

私の心にストレートに届くよう

伝えていただいたからこそ、

気持ちがちゃんと伝わってきました。

なにが良かったのかな?と考えてみると、

褒める時のアイメッセーシが

「本物のアイメッセージ」だったのでしょう。

よくアイメッセージというと、

「私は」を主語にして言えば

なんでもアイメッセージだと

思っている人がいるようです。

でも、今回のことでもよくわかったのは、

心でちゃんと相手を思っているときに、

「私は」という言い方をするからこそ伝わるのであって、

「私は」という言い方そのものがが

アイメッセージではないなと。

「私は、あなたのことを本当にそう思っている」

という想いが先にあってこそ、

言い方のスキルに魂が宿るのではないでしょうか。

心の中では、反論したいのに

言い方だけ「私は」なんて言ってもダメですね。

それは、

アイメッセーシという手法が間違ってるのではなくて

アイメッセージの使おうとしているその人の、

尊敬、信頼、愛情の深さと質に問題があるのでしょう。

有効なアイメッセージにするためには、

相手に伝える前に、まず

自分の本当の気持ちをしっかり

言語化できるところまで見つめ

高めていうことで初めて相手に伝わる。

そんな気がするのですがいかがでしょうか?

何事も形だけマネをしても

それがもつ意味と価値をわかろうとしなければ

張子の虎のままであります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「あなたが伝えたい、心のメッセージは何ですか?」

講師業というのは不安定で大変な仕事でありますが、

変な話、講座で出会った方たちから、

たくさんの学びをいただけるので、

本当に得な仕事だなとつくづく思う、

今日この頃です。

<お知らせ>

講師として上手かどうかはわかりませんが、

11年お伝えしている傾聴スキルの妙を

知りたい方は24日、26日どちらかの

大阪傾聴一日講座にお越しください。
 ↓
https://goo.gl/4l2bEL

 

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