愛せない自分

本当は嬉しいはずのことなのに、素直に喜べない。

・・・そんな経験はないでしょうか?

5歳の息子は、変化を先取りするのが得意です。

保育園でまだ風邪が流行っていないのに、

「先取り」して風邪を引きまして・・・。

今回だけならまだしも、

だいたい息子はウィル性の胃腸炎でも

インフルエンザでも、

誰よりも先にかかります(汗)。

息子がかかった後に、他の人も続き始めて、

保育園の掲示板に「●●流行中!」なんて

病名を張り出される、

きっかけになったりします。

うえの11歳の娘は、ほとんど体調を

崩して休んだことがなかったのを思うと、

同じ親から生まれた子でも、

まったく別の生き物だなと、つくづく思います。

・・・

そして息子のもう一つ素晴らしい能力は、

決まって

「私が休みを取れるタイミングで体調を崩す」

ことです。

今年の仕事は、例年より早めに、

22日まで講座やセミナーも、

人と会う約束もひと段落させました。

事務処理や来年の準備はあるものの、

23日からは自由に予定を組めるようにしてありました。

その時間で、家のやり残していることや、

ゆったりとした休息時間をとりたいな・・・と。

ところが、

さっそく26日に息子が発熱しまして。

一瞬「インフルエンザだったらどうしよう?!」と

不安が頭をよぎります。

インフルエンザなら5日間くらい保育園に行けないので、

ずっと家にいなければいけません。

ほんとに息子は、私の予定を

狂わせる天才であります(笑)。

結局、翌日には熱も下がり、

念のために病院に行ったら、

インフルエンザではなく、

ただの風邪ということで一安心。

1日、2日の安静ですみました。

正直ほっとはしたのですけれども

自宅にいる息子は熱も下がって、

腹痛もなく、普段と変わらない。

それどころか、むしろ時間がある分、

普段以上にテレビゲーム三昧で、

楽しそうで元気です。

その元気な病人・・・。

病人だけれど元気な息子・・・

を見ていると、

なぜか安心感や喜びよりも、

「苛立ち」が沸いてくるのでした。

自分の内面の声を聴いてみたら、

自分の中にいるもう一人の自分がこんなことを言っています。

「なんで、こんな元気なのに、一日面倒見ないといけないんだよ!」

「やりたいこと、いっぱいあるのに!」

「俺の時間をとらないで!」

予定が狂い、やりたいことができなくなった

不満が苛立たせていたのでした。

大人げないですよね・・・。

でも、正直な気持ちです。

そして、心の中でこんなことを

思っている自分がいました。

「熱があってしんどそうに寝ていてくれたら、あきらめもつくのに・・・」

おかしな話です。

子どもにはいつでも元気で

いて欲しいと願っているはずの自分が

いま目の前で元気にしている姿を見て、

内心腹を立てているのですから。

その2つの感情が同居ししている

自分がいることに気が付いたとき

私は確信しました。

「愛することと、自分を犠牲にすることは別のことなんだ」

と。

(伝わっているかどうかは別として)

私は子供たちを愛しています。

でも、いくら愛していても、

別のところで自分を犠牲にしていると思うと

子どもに限らず、外の人に対して

ねたんだり恨んだりしてしまう人間なのです。

裏を返せば、それは、何かを我慢することで

ないがしろにされた「私自身」が

「私のことを愛して」

と叫んでいるようにも思えます。

つまり、

自分と大切な人、両方を愛せていないと、

私は幸せでいられない人間なのです。

他人が幸せでありさえすれば、すべて、

自分を犠牲にしてでも一緒に幸せでいられるほど

できた人間ではありません。

他人が幸せでもいいけれど、

自分も満たされていないと

心の底から人のためも考えられないし喜べない。

それが私であります。

そして、もう一つ分かったことがあります。

こんな風に、他人が幸せなだけでは、

自分も必ずしも幸せとは思えない

そんな足りないところだらけの、

出来ないことだらけの自分すら

愛することができている

いまの自分が好きなのであります。

他人から見たら、人間として

足りないといわれるかも知れませんね。

でも、他人からどう思われようと

自分から愛が足りないと思われるよりは

マシかなと思うのであります。

そんな、親として足りていない自分すら、

責めずにいる自分がいることに気付いたら

目の前にいる息子に対するイライラが

なぜか潮が引くようにスッと引いていったから不思議です。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「他人を愛したいなら、まず自分から。」

どんなに他人から愛されても

自分を愛することができなければ、

人は生きていくことはできません。

今日から普通に息子が保育園に登園してくれて

内心ほっとしています。

それが本心です。

そして、人の本心(感情)に

いいも悪いもありません。

「ただそこに、そう感じている自分がいる」

という事実があるだけであります。

・・・

さて、今日はどんなふうに

自分を愛する一日にしましょうか!?

楽しみです。

よかったら、これをお読みいただいているあなたも

一緒に、今日一日、自分を本気で愛してみませんか?

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