子どもばかり見ていると、子どもを信じることはできない

子どもという生き物は、自由気ままなもので、

親の都合など考えず、好き勝手モノを言ってくる。

・・・

創作活動が好きな12歳の娘は、

最近ホームセンターがお気に入り。

画材売り場・・・

ではなく、職人向けの

「塗装用品」が欲しくてたまらない。

水漏れを防ぐ「コーキング材」。

速乾性の「業務用ボンド」。

佐勘用の「ヘラ」。

巨大な「低反発ウレタン」。

「いったいこんなものを何に使うのか?」

と、思うけれど、

器用にそれらを使って、

やわらかい弾力性のある

「食パン」やキャラクターの

飾り物を作っている。

絵を描くのも好きで、使っている道具は

プロのイラストレータも使う「コピック」。

娘の創作の才能は、

ずいぶん前から感じていて、

2年ほど前から行かせてみた、

創作教室も大ハマり。

日ごろ反抗的な娘も、

創作活動をしているときは

ものすごく楽しく、

集中してるのがよくわかる。

なので、

創作に必要な道具は、

お小遣いとは別に考え、

出来る限り買い与えることにしている。

「親が子どもの才能を伸ばすことはできない。出来るのは、環境作りだけ」

その言葉を胸に刻んでいる。

娘はその期待に見事にこたえてくれている。

なので、

本人が「ハマった」ことならば、

家の事情が許す限り、

とことんやらせてみようと思う。

・・・

でも、正直つらいと思うこともある。

コーキング材程度なら1個500円程度で済む。

でも、先ほどの「コピック」などはうん万円する。

娘が、創作に本気になればなるほど、お金がかかる。

そういうとき思い出すのは、

メジャーリーガーの

イチロー選手のお父さん話。

毎日バッティングセンターに連れていき

かなり出費をしたという。

子どものため・・・ではなくて、

なりたい親になるために、

必要な出費だと思うことにしている。

・・・
苦しいことがあっても、

娘の要望に応えられるのはなぜか?

理由は一つしかない。

その理由とは、

「自分も似た経験をしてきたから」。

大学を出て、希望の就職をして安泰・・・

なんて思っていたら大間違い。

2度の転職、失業。

ほとんどの人の人生は、

計画通りなどに進まない。

そんな少数派を目指すより、

もっと現実的に生きればいい。

「人生、状況も変わるし、自分も変わる。」

そのとき一番強いものは何か?

それは、

「長年続けてきた実績」

だと思う。

好きでも、嫌いでも長年続けてきたことは、

かならず未来の役に立つ。

12年前、誰も傾聴などに見向きもしなかった頃、

ひょんなことから始めた傾聴も

12年続けてきたら形になった。

大好きで続けてきたわけでもないのだけれど、

それでも本気で続ければ身になる。

続けることが大好きなことなら、なおさら。

それに、

本気でやっていると、

やめる潮時もハッキリ見える。

「これは自分には合わない」

と、ハッキリわかることも大事。

ハッキリ潮時が見えれば、

スッキリやめられる。

中途半端にやってことほど、

引き際も汚くなる。

やめた時、本気でなかった自分に

罪悪感が残る。

だから、外の人間から見て

正しかろうが、間違っていようが、

気に入ろうが、気に入らなかろうが

打ち込めるうちに、打ち込んでおくのがいい。

たとえ一見、

意味がなさそうに見えることでも、

「10年続けたら形になる」。

10年間積み重ねてきた今が、

楽なことばかりではないけれど、

まちがいなく幸せだからこそ、

娘を信じることができる。

これは強みになっている。

・・・

「子どもの育て方」

「子どもの信じ方」

ばかり学ぼうと、

正解探しをしている人がいる。

そんなことよりも、

もっと効果的で、早い方法がある。

子育ての方法など知らなくても、

自分を信じれば、

子供を信じることが出来る。

自分を信じていない人は、

いくら他人が成功した方法に学んでも

子供を信じることはできない。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「子どもを信じたいなら、自分を信じる」

「信じる」とは、頑張ればできると

信じるという意味だけではありません。

「出来なくても、未来は来る」

と信じることもできます。

一つだけハッキリしていること。

それは、

人は自分を信じている程度にしか、

他人を信じることはできないということ。

あなたは、自分をどれくらい信じていますか???

子どもばかり見ていると、

子どもを信じることはできない。

まず、自分の内側から見てみよう。

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