中身よりタイミング

「よいものが必ずしも評価されるかどうかはわからない。」

痛い経験からそれを学んだ。

・・・

昨年4月に、キャリアコンサルタントが国家資格になった。

(通称:キャリコン)

自身も今年、取得し、つぎに

記憶術のメソッドを使った

キャリコン筆記対策講座を5月くらいに企画した。

ところが、

募集をしてみたら、応募者が0名。

誰も来ず、中止になった。

「需要はあるハズなのに・・・」

人気のある国家資格なので、

なぜ誰も来ないのかわからなかった。

ところが、

9月に同じ講座を開催した際、

参加してくれた人の言葉から、

なぜ、前回誰も来なかったのかがわかった。

その言われた言葉とは・・・。

「前回も来たかったけれど、受験資格取得の講座と日程が被っていて、来れませんでした。」

やってしまった(汗)。

5月は急に企画したこともあり、

「試験日」と「自分のスケジュール」

だけみて、

とりあえず開催日を決定した。

急だったので、仕方ない面もあるけれど、

対象となる顧客が、

「いつ受験資格を取り終えるか?」

まで調べていなかった。

「1か月前の開催よりは、2か月くらい前の方が、少し余裕があっていいだろう」

くらい、勝手に妄想したからダメだった。

「受験資格を持っている人限定」

とうたっておきながら、

その受験資格を取得する講座と被っていたら、

そりゃ無理だよな(汗)。

4か月たって初めて気がついた。

言ってもらえてよかった。

・・・

いまも11月に受験する人向けの

講座を募集している。

今回は、11月に受験したい人に

日程に合わせて募集をかけたから、

一気に申し込みが増えた。

はじめから需要はあったのに、

自ら取り逃がしていただけだった。

「何をやるか?」

内容は大事。

時間がないなら、とりあえず

自分が出来そうなタイミングで

はじめるのも大事。

もし、5月に行動を起こしていなかったら

まだ失敗に気付いていないかもしれない。

でも、できることならば、

「いつやるか?」

は、自分の都合と相手の都合の両方を

はじめからあわせたほうがいい。

私は、適当に、

「まあいいか」

ではじめたから、見逃した。

まず行動を起こすのは大事だけれど、

どうせ行動すると決めたら「本気」でやるのがいい。

自分のタイミングだけ考えて、

相手が受け取れない状況で

渡そうとしても、受け取ってもらえなくて当然。

・・・

これは、イベントの開催日に限らず、

人にアドバイスするのにも通じる気がする。

たとえ、中身がよいアドバイスでも

相手が受け取れるタイミングで

渡さないと効果はない。

邪魔なだけ。

あるいは、

自分が提供したいタイミングでも、

相手はそれを今は必要としてなかったり、

あるいは、

優先順位が低いこともある。

相手にとって都合がいいタイミングで

渡さないと意味はない。

では、どうすれば適切な

タイミングがわかるのか?

当たり前の話だけれど、

一番早いのは「相手に直接訊く」こと。

相手が「無理」とか

「今はいらない」といったら

渡そうとしても無駄。

言いたい自分の気持ちで

押し付けてはいけない。

素直に引き下がるのがいい。

つまり、あらゆる

「伝え方の問題」

は、伝える方法の問題のように見えて

実は違う。

相手をまず先によく知る

「理解力」

の有無の問題。

伝える方法ばかり考えている人ほど、

うまく伝えることができない。

伝えたいなら、先に

「相手理解する」。

最適なアドバイスとは、

内容の素晴らしさよりも、

たとえ小さなアドバイスでも、

相手が必要としているタイミングで

提供されたとき最も効果を発揮する。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「中身よりタイミング」

私のように、自分のタイミングしか考えていないと、

結局、自分の願う結果も手に入らない。

他人を知ろうとしないことは、

自分の人生を台無しに

してしまうことにと同じ。

そう、痛感した。

<お知らせ>

10月13日のキャリコン筆記対策講座の次は

12月10日を予定しています。

12月分はまだ募集を開始していません。

興味ある方は、日程をあけてお待ちください。

また、こちらやHPでご案内します。
 ↓
http://bit.ly/2xTV4Gt

 

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