「ダイエットの講師もしています」というと、

男性からも女性からも、

「出来たら行きにいきたいです！」

という返事をいただくことが多いです。

いわゆる、

「出来たらやります。」

「出来たらいいなと思います。」

という、

ゆるい興味を持っている状態ですね。

いま「ゆるい興味」と書きましたが、

その方の関心が薄いとか弱い

という意味ではありません。

「出来たら行きたいです！」

という方はたぶん、

本当に自分の体重を、気にしている人でしょう。

でも逆側にもう一つ別の想いがあるのではないでしょうか。

「うまく出来ないのではないか」

「食べるのを我慢しなければいけないのではないか」

という不安が・・・。

「行きたい」がプラスの興味。

「不安」がマイナスの興味。

両方相殺して、全体としては

薄まってしまうという意味です。

そして、

薄まってもまだ全体がプラスなら

実行に移すと思うのですが・・・。

思うに、

「出来たらやります」と言う人の心は

プラスではなく、マイナスの方が強いのかなと。

なので、実行に移すことは、ほぼありません。

ダイエットに限らず

やりたいような、やりたくないようなというのは

そういう心理状態でしょうね。

・・・

まとめますと、

「出来たらやります」という人の真意は、

「『私に自信があれば』やりたいと思っています」

という意味。

そして、

たいていその人は自信がないので、

やらないというわけです。

極論を言ってしまいますと、

「出来たらやります」

というのは、

「やりたくありません」

と言っているのと同じなんですね。

その証拠に、本当にやりたいなら、

とっくにやっているでしょう(笑)。

ときどき、「時間がないから」という人がいますが、

たとえば、

「来ればあなたが大好きな芸能人に会えますよ!」

といっても、本当に来ないでしょうか？

たぶん来ますよね。

どうしてもだめな時も多少はあるでしょう。

でも、どういても行きたいなら、

真剣に時間調整しますよね。

時間がないというのも一つの言い訳だったりします。

・・・

それはさておき、

何が言いたいかと言いますと、

「出来たらやります」という人に対して

「もっとポジティブになりましょう」

といいたいのではありません。

「やりたい」と言ったことを間に受けて、

「あなた、前やりたいって言ったでしょ！」

と、責めたり、変に期待する方がおかしいのです。

私は、

「やりたいと思います」

と言われた瞬間、こう思います。

「基本的には、やりたくないんだな」

と。

初めからそう思ってみていれば、

責めることも、変に期待することもありません。

表面的な言葉だけとらえて、

内面を理解していないから、

誤解してしまうのです。

「～したいと思います」

という、微妙な表現に含まれるニュアンスを

ちゃんと聴きとれば、

その人の微細な心の動きもわかります。

言葉には、その人の気持ちがよく表れます。

・・・

コーチングでもカウンセリングでも

手法は何でもいいのですけれども、

提案が上手でない人というのは、

そういう相手の微細なニュアンスの

受け止めができてないことが多いように見えます。

自分の発した言葉が

「相手の心にスムーズに通っているのか？」

わかれば、的外れなアドバイスをする機会も減るでしょう。

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「何を言ったかより、どう思って言っているかを聴きとろう」

＜お知らせ１＞

「人の心理をよむ」なんて言いますが、

よまなくても、言葉をちゃんと聴きとれば、

大抵のことはわかります。

心を透視する特殊能力ではなく、

普通の人でも練習すればできるようになる

聴きとって理解する方法に興味がある方は

3月8日の傾聴1日講座にお越しください。
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http://bit.ly/2k1gHKi

＜お知らせ２＞

本当にやせたい方は、

3月24日のアクティブ・ダイエット講座

にお越しください。

記憶術の既受講者の方が対象です、あしからず。

今年はもうダイエット講座の開催はないと思うので、

興味ある方は、この機会をお見逃しなく。
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