年末年始に大掃除をされた（る）

かたは多いのではないでしょうか。

しっかりと片付きましたか？

まあ、自分が子供だったころは、

年末の大掃除は結構適当でしたね(笑)。

はじめのうちは調子よく進めていても、

だんだん投げやりになってきて、

本棚を半分しか片付けられなかったり、

窓のレールの隙間掃除は、

見えるところしかやってなかったり・・・。

最後は結構、中途半端に

終わらせてしまうことが多かった記憶があります。

そんな私も大人になって、

年末の大掃除はやらなくなりました。

自分の書斎は、数か月に一回、

再整理や模様替えをちょこちょこするので

軽い掃除や整理はしても、大掃除はしません。

そんな風に言うと、

相当きれいにイメージされるかもしれませんが、

そうでもありませんで、

自分が満足する程度にキレイというくらいのものです。

ダイエットも片付けも気合を入れてイベント化すると

だいたい途中で嫌になるので、

年を重ねるにつれて、

日常的にできることをちょこちょこするように

変わってきました。

・・・

私の自宅の片付き具体はともかく・・・。

一年間たまった汚れをきれいにして、

心機一転新年を迎えるのは、とてもすがすがしいですね。

新年を迎え、新しいことに

チャレンジしようとされている方も多いと思います。

すでに具体的に内容が決まっている人は、

そのまま進めばいいのでしょうが

「やりたい気持ちはあるけれど、まだ具体的には動き始めていない」

という人もいるでしょう。

そんな行動になかなか移せない人は、

未来について考えるのをいったんやめて、

「過去の掃除」

からはじめてみてはいかがでしょうか？

どういうことかといいますと、

新しいことを始めるんは何かしら

決心といいますか「決断」が必要ですよね。

この「決断」という漢字、

言葉から受けるイメージは、

「決心して前に進む」

という印象が強いですね。

でも、字をそのまま読むと

「断つ、決心をする」

になります。

辞書で「決断」を調べてみると、真っ先に

「意志をはっきりと決定すること」

と出てきます。

つまり、過去続いている「何か」を断つことで、

意思をはっきりさせることができます。

だから、新しいことを始めたいと思う時は、

未来を考えるだけでなく、

過去の何かを断って清算をしなければ

いけないのではないでしょうか。

年末の大掃除も考えてみると、

ただ部屋をきれいにしているだけでなくて、

部屋の汚れにしろ、物にしろ、

今まであった古いものをなくしていく作業ですよね。

そして場所や物を片付けながら、

実は、汚れだけでなく、

過去の思い出（遺恨）や怠惰な生活態度

そういうものを手放す決断をする

儀式の意味もあるのではないでしょうか。

過去を断つことで、未来に向かう心の準備が

整うと思うのです。

（未来だけ見て進める人は、それでいいと思います）

そういう意味でいうと、

大掃除をやめて、普段からちょこちょこ片づけをするようになった私は、

日常的に過去を手放し慣れてきたと

言えるのかもしれません。

これをお読みいただいている方の中には、

もしかしたら元旦の今日も部屋の片づけをしようと

思っている人もいるかもしれませんね。

楽しかった思い出の品をとっておくこと自体は

決して悪いことではないと思います。

でも、いい過去でも、悪い過去でも

それに引きずられて手放しにくいものがあると感じるなら

もしかしたらそれは、

いまが満たされていかいという

無意識の心からのサインかもしれません。

人は、いまが十分満たされていれば、

過去のことはあまり考えないものであります。

そんな方にお勧めしたいのは、

片づけをしていて、捨てるかどうか

一瞬でも迷ったものがあったら、

そこで立ち止まって、考えるのはやめて

「捨てる（手放す）」

方を選んでみてはいかがでしょう？

たとえ昔使っていた小さなボールペン1本でも、

手放すという行為そのものが

過去の人生を手放す練習にもなるはずですで。

過去を抱えすぎると、人は前に進めなくなりがちです。

新しい年、新しい自分に出会うために、

物も、心も、過去を「決断」してみてはいかがでしょうか？

【この言葉を自分に言ってみよう！】

「決断して前に進もう」

過去にとらわれながら生きるかどうか、

決めるのは自分であります。

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