宇宙人は一つ目か?

息子が朝布団から起きてきて、いきなり

「人間は、はじめはどこからきたの?」

と質問してきた。

朝からエライ高尚な質問を

してくるんだと関心しながら、

とりあえず、

「おサルさんが、だんだん変わってきて、人間になったんだよ・・・」

とは言わずに、

「たぶん宇宙人が地球に来て増えたんだよ」

と伝えた。

すると息子が質問をしてきた。

「えっ?だって、宇宙人て目が一つじゃん」

(それ、モンスターズインクだろ・・・(汗))

「宇宙人が一つ目とは限らないよ」

と、やんわりと伝えたが、

息子は理解できないようで、

不思議そうにこちらを眺めていた。

・・・

そんなやりとりをしながら

頭の中で思っていたことがいくつかある。

ひとつは、息子は5歳にして

なかなか着眼点がいいということ。

そして次に、

なぜ私たちは、人間がサルから進化したと

ほぼ信じているのだろうかということ。

そして最後に、

人間の祖先が、宇宙人ではないと証明できるのか?

ということ。

「私は生きている」

その事実は変わらない。

でも、どうして生きるに至ったのか?

そのプロセスは、

実は自分ではよくわからない。

でも、生きている。

まるでそれは、

テレビのリモコンのスイッチを押せば

画面が映るのを知っている人でも、

どういう理屈で映るのかは

よく知らないのに似ている。

・・・

私たちがしている多くのことは

ただ、目の前の現実の中で起きている

現象から逆算して、

「たぶん過去はこうだろう」

と推測し、合理的に理由付けしているに過ぎない。

その推測の中には、

当たっているものもあるが、

外れているものもたくさんあるはず。

人間は自分の常識を超えて

想像することはできない。

もし想像力が広がったのだとしたら、

それは、創造する前に常識の器の方が

先に広がったから、できただけのことだろう。

人間の祖先がサルなのか?

宇宙なのか?

あるいは両方なのか?

それはわからない。

そして、実は、

宇宙人が一つ目か?

そうでないかもよくわからない。

宇宙人が本当に「宇宙」にいるかもわからない。

私は生きていると思っているが、

本当に生きているかもわからない。

・・・

世界も人生もわからない物だらけ。

だからこそ、

何か新しい発見をすること以上に、

「わかっていない」自分がいることを

ちゃんを「わかっていること」

に最も価値があると思う。

「わかったつもりになると踏み外す」

それは、試験勉強、読書、仕事、人間関係・・・

すべてに共通する真理ではないだろうか。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「わかっていると思うことが、一番わかっていない」

わかったふりをするのはやめよう。

「宇宙人は一つ目かもしれない」

と、息子が言う可能性も

頭の片隅に残しておくことにした。

これで私の狭い常識の器は

少しは広がっただろうか???

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