心のラベルに気づく

だいたい週1回はAmazonから配達物が届くのですが、

配送されてくるときの「箱」がとても

便利だと感じています。

何が便利かといいますと、

「ラベルがはがしやすいのがいい」

のです。

大昔を思い返してみると、

郵便物に貼られているラベルは、

すべて粘着剤だった気がします。

住所を書いたままだとゴミとして

捨てにくいので無理やりはがそうとすると

途中でビリビリ切れてしまって・・・。

同じ経験をした方もいるのではないでしょうか。

とても手間でしたね。

それが、Amazonの宛名シールは、

2重構造になっていて、

個人情報の部分だけきれいに

はがせるようになっています。

あの住所のラベルとはぐときに

スゥーっと取れる感覚が好きです。

・・・

先日、100円ショップで食器を買ったときにも

バーコードのラベルが付いていました。

それを剥がそうとしたら・・・、

昔のように粘着質で陶器にこびりついて

なかなか剥がれてくれませんでした。

仕方ないので、残った粘着剤を

洗剤をつけたタワシでゴシゴシ

磨いてやっととりまして。

ますます、ラベルがスッとはがせる

Amazonの箱はいいなと思った次第です。

・・・

話は全く変わりますが、

これをお読みいただいているあなたは、

体調不良の時に体温を測りますか???

実は私は測りません。

なぜか?一言で言いますと、

「熱を測っても、熱は下がらないから」

であります。

10年ほど前までは、

普通に、風邪っぽいと思ったり

風邪でなく腹痛などでも、

体調不良の時は、念のために測っていました。

でも、ある時、

熱があってもどうしても行かないといけない

大切な仕事ありまして・・・。

その時、はじめて

「熱あってもなくても行かないといけないなら、測らなくていいや!」

と思いその日以来、しなくなりました。

だって熱が高いのを見ると、なんだか

余計だるくなる気がしませんか???

私、思ったんですね。

私の場合、そもそも熱を測るというのは、

「自分は病人である」

というラベルを貼りたかっただけだと。

だるくても仕事に行かなければいけないなら、

どうせ行くので「病人ラベル」を貼る意味はないし、

もし、だるいくて休んで寝れるなら、

寝ればいいだけのことで

「病人ラベル」をわざわざ貼る必要はない

という考えてです。

「何のために熱を測るんだろう?」

と。

たまに熱を測るとしたら、

インフルエンザの季節なら、

外に出て他の人に移さないように

しなきゃいけないと思うので、

病院に行ったときに先生に

報告する必要があるときくらいですね。

外の人のためなら測ることもある

という程度です。

また、

10年くらい前に、熱を測っていた当時の

自分を振り返ってみると、

やりたくない仕事がある日などは、

測った結果が熱が高いと

「やっぱり」と妙に納得したり、

逆に、思ったより低くいと

「念のためにもう一度」

とか言いながら、

体温計を入れる脇の下に思いっきり力を込めて、

高くなるまで無理やり

温めようとしたりしていました(笑)。

(似たような経験ないですか?)

つまり「病人ラベル」を貼るこでなにかの

「いいわけ」

をするのに使っていたなと。

・・・

最近もこんなことがありました。

休日に仕事で外に出ていたた時、妻から

息子の熱が38.5度で、嘔吐したと

とメールが届きました。

その日は、夜、仕事が終わったあと、

かわいそうにと思いながら、

苦しんでないだろうか?と、

息子の体調不良を心配して帰宅したですね。

そうしたら・・・、

家に着いたら息子が大笑いしながら

テレビゲームをしておりました(汗)。

「あれ、思ってたイメージとと違う・・・」。

と、肩透かしを食らった気分になりまして。

そして、息子が笑いながら元気にいうんです。

「あのねぇ~、熱があってね~、ゲロ吐いたよぉ~♪」

と。

その時わかりましたね。

「子どもはラベルを貼ったり、ラベルを都合よく利用したりしようとしないんだ」

ということが。

つまり、ラベルとは

事実を都合よく解釈するための

道具にすぎないんですね。

・・・

論理情動療法を提唱したA.エリスは、

ABC(DE)理論の中で、

「現実(A)が結論(C)を生み出すのではなく、現実(A)への解釈(B)がその人にとっての結論(C)を導き出す」

といいました。

そして、その解釈、信念のことをビリーフと呼びました。

例を出しますと、

例1)熱が高い(A)から、仕事を休もう(C1)
 →このときの解釈(B1)=熱が高ければ、休むしかない。

例2)熱が高い(A)けれど、仕事に行こう(C2)
 →この時の解釈(B2)=熱が高くても、働くことはできる。

これを見ると、Aだからといって、

必ずしもC1にはならないことがわかります。

このビリーフ(B)こそ、

先ほどから話が出ている「ラベル」の正体だなと

思うのですがいかがでしょうか?

さて、これをお読みいただいているあなたは、

自分の中に、どんな都合のいいラベルを

貼っていそうですか?

「学歴が低いから、バカにされるんだ」

「お金がないから、幸せになれないんだ」

「能力が足りないから、出世できないんだ」

「親がこんな風に育てたから、自信がないんだ」

「子供がいうことを聞かないから、怒っているんだ」

・・・そんなラベルを

貼った経験はないでしょうか。

まあ、いろいろなつらい経験を

している人もいますから、

いっぺんに思い方を変えていくというのは

大変かと思いますけれども、

自分が楽になる方向に、

ラベルの貼り直しを試していくのも

出来る人はやってみるのもいいかもしれません。

何にこだわって生きるかは、

その人自身が決めることでありますから、

相手のためではなく、自分のためと思えそうなら

よかったら試してみてください。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「『Aだからできない』ともいえるし、『Aだけどできる』ともいえる。」

決めるのは自分。

・・・

ただ一つお願いしたいことがあります。

このBLOGを読んだあと、

どうかくれぐれも、

「ラベルを貼ってしまう自分はダメだ」



「ラベルを貼る自分はダメだラベル」

を貼り足さないようにだけ、お願いします(笑)

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