矛盾ではなく事実

きのうは記念日となりました。

小5の娘が、学童を卒業したのです。

もともと入学時には、

小4までという決まりで始まった学童でした。

その後、いろいろな事情があり、

途中から小6まで可能となりました。

親はそれで安心と思っていたのですが、

小学5年生になった頃には、

友達との遊ぶ約束も増えて

塾にも通うようになり、学童は休みがち。

ありがたいのですけれども、

月謝が結構バカにならないんですよね(汗)。

週2回行くか行かないかなので、

だんだんもったいなくなってきまして・・・。

区切りのいい3月末までと思っていたのですが、

さらに日に日に、行かなくなったので、

前倒しして2月末でやめさせてもらいました。

ほぼ丸5年、感慨深いものがあります。

入学したての頃は、

学童をひどく嫌がった時期もあり、

当時の苦労も思い出します。

なにより、

あの時のおチビちゃんが、

いまでは妻と身長が近づくほど

成長しているのがうれしいですね。

最終日ということで、

この日は学童に行ってから娘は帰宅しました。

最近、思春期で(?)言い合いも増えてきた娘ですが、

ここはひとつ、お礼を言おうと

自宅で娘の帰宅を待ち構えていました。

「ただいまぁ」と玄関に元気な声が聞こえた瞬間に、

玄関わきの私の書斎に

「ちょっと話があるから来て」

と呼びまして。

「なに?」

と、来るや否や、

「学童お疲れさま。いままで5年間、学童に行ってくれたおかげで、お父さんは安心して働くことができたよ。ありがとう」

と、言って抱きしめました(←ムリやり?)

素直な返事が返ってくる年頃でもないですけれども、

照れ恥ずかしそうにしている娘を見たら

「やっぱり言ってよかったな」

と、思ったのでありました。

・・・

親子の間で、喧嘩や言い合いを普段していると、

つい、お礼や感謝を伝えてもいい場面でも、

ちゃんと言いそびれてしまう・・・。

そんなことはないでしょうか?

これは、人間の

「矛盾したくない」

という脳の構造上仕方がないことです。

怒った後にすぐ褒めようとすると、

脳は矛盾したくないので、

気持ち悪く感じ、抵抗します。

でも、よくよく考えてみると

逆のことは良くしてたりしますよね。

「ほめた後でもすぐ怒る」とか。

だから私思うのです。

脳は、怒った後にすぐ褒めるのを

「矛盾」ととらえるのですが、

それは「矛盾」ではなく、

「事実」だろうと。

「さっき怒りたかったのも事実」

「いま感謝を伝えたいのも事実」

両方とも、自分の心の中で

起きている事実なのですから、

心のままに素直に従えば、

外から見ると一見矛盾してみることも、

実は、自分の心の中ではつじつまが

ちゃんとあっていたりします。

もし自分の中に、

感謝を伝えたい気持ちがあるのに

それを躊躇することがあるとしたら、

むしろそのほうが、

自分の心と行動の間に、

不一致を起こしている状態です。

人間ですから、怒るときも当然あるわけです。

でも、怒った後でも、

感謝を伝えることもできると

脳によく言い聞かせておきたいものですね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「外から見たら矛盾。でも心の中ではつじつまがあっている」

感謝を伝えたいときにちゃんと伝える。

自分に誠実であることは、

他の人に誠実であることとイコールです。

人に誠実でありたいなら、

自分に誠実でありましょう。

・・・

きょう、このブログを

お読みくださって何かの偶然。

いかがでしょうか?

せっかくですから、大切な誰かに今日、

普段伝えられない感謝の気持ちを伝えてみませんか?

チャレンジできた方はぜひ、ご報告ください!

きょうという一日を、

意味あるものにするかどうか?

決めるのはあなたです。

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