赤ちゃんが初めて立ちあがったときは嬉しいのに、
成人したわが子が立ちあがっても
別に嬉しくないのはなぜでしょうか?
・・・変な質問ですが、でもときど、
そんなことが気になります。
そして、答えはこう思います。
「それは、できて当たり前と思って見ているか?できなくて当たり前と思っているか?見方の『前提』が違うからではないか。」
と。
できて当たり前と思って見ていると、
できないときに腹が立ちませんか?
でも、昨日まで立てなかったのが当たり前の
赤ん坊が立ったときのように、
出来ないのがあたりまえだと思っていると、
出来たときにすごく嬉しいのではないでしょうか?
見ている方の前提により、
心の受け止め方が変わり、
出てくる反応も変わってくるというわけです。
・・・
カウンセリングを同じです。
「相手を信じる」と一言で言っても
二種類あります。
「きっと、できると信じる」
というように、
「できる/できない」を信じるという
前提の持ち方もあれば、
「できなくでも、苦労しながらでも、この方は自分らしい人生を歩めると信じる」
と言う風に、
よりよく生きることを信じているという
前提の持ち方もあります。
私がいつも信じているのは後者なので、
仮にこちらが提案した策や
クライエントとの間でよくよく話し合って
決めた約束を、次回やってこなくても
腹が立つことがありません。
たとえやらなくても、
「その人は、自分の人生を生きているにちがいない」
と信じているからです。
やってこなくてあたりまえ。
やってきたら、むしろ感心します。
・・・
他人に腹が立つのは、
表面的なものの形や、何かよさそうな結果がでることを
あたりまえと思うからではないでしょうか。
もうちょっと深いところにあるものや
ネガティブな感情もあたりまえと認められると、
表面的な出来事、結果に心が惑わされにくくなるでしょう。
・「できて当たり前」→「できなくて当たり前」
・「きっと、できると信じる」→「できなくても良い人生を送ると信じる」
前提の持ち方が大切です。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「『あたりまえ』が変わると人間関係が変わる」
あたりまえを決めているのは自分です。
子供でも部下でも。
こちらの都合によって、
感情をぶつけられたらかないません。
「あたりまえ」に気付き、
「あたりまえ」を疑ってみましょう。
<お知らせ>
自分を知り、人間関係を良くしていくことを本気で知りたい方は、
傾聴サポーター養成講座にお越しください。
自分と他人、両方のサポーターになる方法をお伝えしています。
↓
http://bit.ly/2hQVgLM
・ 傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
■脳と心を鍛える無料メール講座
・ 傾聴のつぼ入門編
・ 記憶のつぼ入門編
■岩松正史のアクティブ・ブレイン関係のセミナー
・ 初心者のための記憶術
・ アクティブ・ダイエット
・ アウトプット読書法
・ 夢実現講座
■著書「聴く力の強化書」 /2刷 自由国民社