ダイエットを失敗に導く心理

「やるなら、やろう!でおしまい」

アドラーの本はまだ、最後まで読んでいない。

でも、もしかしたらこの思考のことを

勇気と呼んでいるのだろうか。

・・・

先日、2年ぶりにダイエット講座を

開催したのをきっかけに、

ダイエットに成功できない人の特徴をまとめてみた。

そして気づいたことは、

ダイエットできない人の一番の特徴は、

必ず、

「言い訳」あるいは「伏線」が

先にある。

理由は、簡単。

やりたいけど、やりたくない。

一言でいうと「怖い」のだ。


・できない理由を先に並べる

・いかにできなかったか力説し、失敗の可能性を匂わせておくことで、傷つくのから実際に悪い結果が起きたとき、必要以上に自分が傷つかないよう守る

・過去にうまくいかなかった体験について、客観的あるいは知的を装い、評論家的に良い点悪い点を評価し、心理的な距離をとることで守る(防衛機制の合理化)

・まったく関係ない、別の優越感をもてる体験を広告して心理的満足を補おうとする

A.アドラーの個人心理学では

原因(過去)ではなく、目的(未来)を課題とする。

アドラー=劣等性といわれる

その「劣等性」は、幼少期(過去)の

ライフスタイルに起因することを否定はしない。

上のような行動は、アドラーのいう

劣等性の補償でもあるし、

劣等性と同居している優越コンプレックスでもある。

具体例をあげると、

・すごくいい生活をしている

・すごくいいものを持っている

・珍しいものを食べた

・自分には仲間が多い

・有名人など、すごい知り合いがいることを自慢する(防衛機制の取り入れ)

劣等感が強い人は、こんなことをよく主張する。

これらはすべて、

劣等コンプレックスがもとにある。

だから、ダイエットをやりたいといいつつ、

一方で、失敗した過去の記憶が劣等感を呼び起こし、

弱気な発言と表面的な強気な発言に現れる。

これは人により多少の差はあれ、

誰もがしているあたりまえのことなので

決してわるいことでもない。

でも、

その先の結果として、成功しやすい人と、

そうでない人の違いがあるとすると

それはやはり、

言い訳や逃げ道を自分の中に用意しない人の方が

よりいい結果を得やすいだろう。

前に進むエネルギーの強さが違う。

せっかくやるなら、

自分の中にある、劣等&優越コンプレックスに気付きつつ、

未来に向かった言葉を発信するといい。

こんな風にしてはいけない。

うまくいくまで不安を隠しておいて、

できてから「自信があった」などというのは、一番ズルイ。

そういう、自分に対して

誠実でない態度をとるクセこそが、

劣等感をまた育ててしまう。

だからやめよう。

やるなら「やろう!」でおしまいにしよう。

それとも一つ。

仮に全部または一部失敗しても、

失敗したことと、人間的な価値を

結びつけないのがいい。

人間など、

もともと、対して何もできない生き物。

「失敗しても、自分の価値が下がるわけではない」

と信じよう。

それを信じるためには、逆に、

「成功しても、自分の価値が上がるわけでない」

と信じてみよう。

意外に思うかもしれないが、それがいい。

成功して自分の中に自信が育つのは結構。

でも、自信を持つことと(内的価値)、

人間として価値が上がることは別(外的価値)。

自信も使い方を一つ間違うと、

また優越コンプレックスになってしまう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「やるなら、やろう!でおしまい」

そこに人間としての自分の価値を

持ち出しさえしなければ、

言い訳も先にしないですむし、

失敗への伏線もはらずにすむ。

素直に物事に取り組むことができる。

過去の失敗から湧き出てくる言葉ではなく、

未来に向けた言葉を使おう。

<お知らせ>

前向きになるにはまず、

うしろ向きな自分にいい悪いのレッテルを張らず、

クリアに理解することろから。

つまり自分への傾聴力が高いと、

未来にも進みやすくなるというわけです。

傾聴は、人の話を聴く技術であると同時に、

セルフカウンセリングの脳力を高めます。

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