仕事ができる人と、できない人の違いは、
全体の流れを理解しているか?どうかによる。
全体の流れがよく理解できている、
いわゆる「見えている」人は、
スムーズに仕事が進む。
多少の苦労や困難を伴う作業でも、
流れが見えていれば安心して
パワフルに進めることができる。
でも全体の流れが見えていない人は、
不安を抱え、パワーも出てこない。
景気がいいといいつつも、
社会全体に活気が出てこないのは、
自分の人生も仕事も「全体の流れ」が
見えている人が、少ないからではないだろうか。
・・・
多くの仕事は、分業化され、
点でしか仕事に携わることができなくなった。
いつしか「専門家」という人は
「全体を知らない人」とほぼ同義語になった。
職場の自殺や鬱の問題は、
すぐに労働時間と関係づけられる。
でも、個人的には労働時間が長くても、
全然楽しく働けるときもある。
でも不慣れなプログラムをしていた前職では
苦痛で、一日は一週間くらいの長さに感じた。
時間は「長さより質」が大事というけれど、
「質」とは、とどのつまり
「流れが見えているかどうか?」
で決まる。
普段から「やることのオシリの日を決めよう」と
カレンダーに日付を書き込むのをすすめている。
TODOリストを作ってから始めようともいう。
これらはすべて、書き込むこと
自体が秘策なのではなない。
書き込むことにより、そこに至るまでの
流れが明確に、脳の中で
イメージされやすくなることに意味がある。
逆に言えば、なんのノウハウもない新人や未経験者に、
いきなり日付を決めさせたり、
本名的な仕事の成果につながる
TODOリストを作らせるほど、ムダで乱暴なことはない。
人は、流れ見えている範囲のことでしか、
努力することができない。
見えている人は簡単のように言うが、
見えていない人は真っ暗闇の中にいる。
それが流れが「見えてしまっている人」
の中には、わからない人がいる。
「とにかくやってみろ」と、ろくにノウハウも伝えず、
努力させることは、努力ではなく暴力になる。
もし、流れが見えていな人に努力させたいなら、
失敗し立ち止まることを100%前提として、
むしろ、それに対するリスクヘッジの方に
力を入れて指導するといい。
うまくいかなかった状態について
事前に本人が納得できる次の一手を打ってから、
始めさせれば、安心して失敗できると感じるだろう。
それもまた、流れが見えていることになる。
自分に流れが見えていると、ついそのことは
誰でも簡単に理解できると、脳は勘違いする。
でも、あなたに見えている世界と
同じ世界を見えている人は、
実はこの世の中に一人もいない。
あなたは、ある特定の何かについては
流れが詳しく見えているかも知れない。
でも、同じ場所に立っていても、
自分と他人が見えている世界が
まったく違うことが見えていないのだとしたら、
どっちもどっちと言えないだろうか。
相手が流れが見えるように、伝えていますか?
では、どうやったら流れば見えるように
伝えられるのでしょうか?
簡単です。
見えている流れを、口で言ってもらうことです。
確認して訊くことです。
起承転結で、全体の流れを一回
説明してもらえばいいだけです。
そこで、説明がつまるところ、
あいまいなとろに立ち止まり、
確認を入れて行けば、流れはだんだんクリアになります。
ポイントは、
いきなり詳細を説明させるのではなく、
まず全体の流れから。
大枠の流れがクリアでなければ、
部分的な詳細をいくら理解していても、
おそらく役にはたちません。
流れが重要です。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「詳細よりも流れを聴く」
なぜ人は話すと癒されるのか?
その一つには、話すことにより、
流れがより鮮明に確認できることで、
脳が喜ぶからです。
流れを理解されて、初めて人は
理解されたと感じ、脳は喜びます。
そして、
喜びは意欲に形を変えて現れます。
だから、
流れをちゃんと聴けない人は、
相手のやる気を出すことも
うまくできないというわけです。
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