ダイエットというのは男性も女性も
たいてい外に口外して言いふらさないようです。
おそらくそれは、失敗したときに
言い訳できなくなることが気になるからでしょう。
でも人間、3キロ、5キロくらいやせ始めると、
自信がついてきて、周囲の人に気付いて欲しくなるもの。
ところが、黙って始めてしまった手前、
自分から「痩せたでしょ!」とは言いにくかったりする。
あるいは、5キロくらいでは、
まだ周囲の人は変化に気付かない
程度なのかもと疑心暗鬼になる。
そして、
6キロ・・・7キロ・・・8キロと減量が進んでも、
何も言ってもらえないと、それが当たり前になって、
気にもならなくなる。
ところが、
10キロにが手に届いたくらいから
大騒ぎ・・・なんてことがある。
・・・
昨晩は丸の内で3月にダイエット講座を
受講してくださったた東京近郊の2名の参加者と
「ダイエット成功記念、おめでとう懇親会!」
を開催していた。
ダイエット講座のコンセプトである
「おいしいものを食べなきゃやせないダイエット」
にそって、ちょっといいお店で、
おいしい料理を満喫した。
一人は9キロ、もう一人は15キロ減量に成功した。
お互いの成功を喜びあいながら話しているうちに
2人の受講者の間に、ここ2日間である
共通点があることがわかって、大笑いした。
その共通点とは・・・
ここ2日間の間に、2人とも会社の同僚や上司から
「体調不良」
を真顔で疑われたという。
それまで、せっかく減量してるのに
誰も声をかけてくれなかったのは、
変化に気付かなかったからではなく、
みるみるやせていく様子を見て、
「怖くて声をかけれなかった」
というわけだ。
こちらは、
「やせたのに何で気付いてくれないんだろう?」
と思っていたら、
あちらは、
「あの人、大丈夫かしら?」
と心配していたなんて・・・。
その光景を想像してみたら、面白すぎて(笑)。
もしダイエットしていることを黙っていないで、
公言していたら、こんな誤解は生まれなかった。
また、周囲の人も、変化を感じた時に
すぐ声をかけていれば、
「病気かも知れない」などと的外れな思いを、
何か月も抱えて悶々と過ごす必要もなかった。
つまり、このすれ違いは
伝えなかった人の責任半分、
確認をとらなかった人の責任が半分で
起きた誤解でした。
まあ、この程度のダイエットに関する
誤解なら笑い話してでおしまいですむけれど、
でも考えてみると、似た異様なすれ違いは、
仕事でも家庭でも、よく起きているのではないだろうか。
「自分にとって大事なことだからこそ、言いにくくて言わない」
「問題がありそうだからそこ、確認しに行けない。」
本当は逆がいいですよね。
大事なことそこ、早めに言った方がいいし、
問題がありそうだからこそ、
早めに確認したほうがいいということが多い。
でも、人の心はあるべき姿と逆に動くというわけだ。
心の問題だから、マニュアルをいくら作っても、
なかなか完全には対処しきれない。
一人一人が、
「伝えないことで問題が起きないか?」
想像力を働かせないといけないし
「かも」「だろう」「きっと」「たぶん」
というあいまいな状態をたくさん集めて、
いつのまにか「そうに違いない!」と決めつけていないか?
自分を疑ってみることも必要。
その時の参加者の内お一方は、社長に
いくらダイエットしたと説明しても
「私たちを安心させるために、ダイエットと嘘をついているんだろう!」
となかなか信じてもらえなかったそうです。
(いまだに半分疑われている様子)
他人事だから無責任にできるののだけれど、
その話を聞きながら、また面白すぎて
笑い転げてしまった(笑)。
伝えないということは、
時にウソをついているのと
同じことになってしまうようだ。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「察してもらおうとしない。察してわかったつもりにならない」
両方とも大切。
<お知らせ>
アクティブ・ダイエット講座は
しばらく開催予定がありません。
でも、アクティブ・ダイエットを受けて
減量した高坂先生の講演会が
7月1日に神楽坂(飯田橋)であります。
高坂さんは、人事採用の専門家で、
人手不足のこのご時世に、
2年連続で採用実績を
2倍を維持しているのだとか。
その秘密を教えていただきます。
もしかしたら、ダイエットと通じる
ヒントものもあるかも???(<ないか(汗))
人事採用担当者以外も歓迎、
7月1日の講演会の詳細・申し込みはこちら
↓
http://bit.ly/2sq2pKS