うわさ話が好きな人は、コミュニケーションが苦手な人です。
「別に本人に直接言ってもよかったんだけれど、言うのもどうかなぁと思って…」
と、あたかも相手を気づかって
「言わないであげた」かのようにいうけれど、
実は「言えなかった」自分を隠している。
うわさ話が好きな人は、
ひとことで言うと、
「気持ちを誠実に伝えるのが苦手」
という課題を抱えている。
なぜ、本人に直接言わないのか?
①気に入らない相手からさえも、嫌われることを恐れている
②自分感情を上手に伝えられないと分かっている
③うわさ話好きな人は、自分が発言すれば、その内容もまた相手もウワサとして流されるのではないかと無意識に恐れる。自分がしていることと同じことをされるのがイヤダから、言えない。
④傷ついたり、驚いたといった感情を、自分の中でうまく処理することができない
これらをまとめていうなら、
「うわさ話好きな人は、自己肯定感が低い」
といえる。
うわさ話が好きな人というのは、
周囲の人々の様子をよく観察している人でもあり、
自分が人からどう思われるか、
いつも気になっている人でもある。
うわさ話にいいも悪いもないけれど、
一つだけ言えることは
自分がうわさ話をしているなら、
別のところで、自分のうわさ話も
されていると思えばほぼ間違いない。
どうせ話し合うなら、
本人がいないところでうわさ話をするよりも、
本人に、どう自分を想いを誠実い伝え、
やり取りするか考えながら
直接、本人に話すほうが健全。
「そんなことして、トラブルになったらどうなる!」
と反論をくらいそうだけれども、
「言う=トラブルになる=相手を傷つける=自分が傷つく」
が一直線でつながってしまうほど、
人間関係のやりとりの方法が、
固定化されてしまっている。
自分の想いをどうやって伝えると
「自分が納得できるのか?」。
自分との付き合い方を考えてみるといいと思う。
相手が気に入るかどうか以前の問題として、
まず自分の想いを誠実に伝えられる
自分がいると思えると、気分は楽になる。
自分を伝えることは、必ずしも
相手を傷つけることではない。
でも、残念なことだが、
相手が傷つくこともあるかもしれない。
それは決してうれしい話ではないけれど、
自分にも「傷つく自由」があるのと同様、
相手にも「傷つく自由」もある。
ときには、
傷つくことせも必ずしも
悪いとも言い切れない。
自分の感情には誠実に。
問題は伝え方。
そこは練習が必要だから、時には失敗もする。
一番お勧めできないのは、
自分を欺いて生きること。
うわさ話をしなければやっていられない、
その情は理解できる。
うわさ話は、いっときの気分転換になる。
気分転換も必要だけれど、
実は、うわさ話はすればするほど、
気分転換になると同時に、自分を傷つけている。
だから、あまりお勧めもできない。
もし、うわさ話ばかりしている自分に気がついたら、
自分との関係を見直してみるといい。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「人は自分に誠実になれたとき、はじめて他の人にも誠実になれる」
その人が、うわさ話好きかどうかは、
心の健康具合のバロメーターとしてみることができる。
あなたは、うわさ話が好きですか?
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