外国人であっても日本人であっても、
人間であれば必ず脳の中で行われている
作業があります。
何かを思い浮かべて
「想像すること」
と、
その想像したものや事実のつながりを
「連結して理解する」
ことです。
二つ合わせて「連想」ですね。
この「連想力」が高い人ほど
記憶もしやすく、
アイディアも出やすくなります。
あるいは頭の回転が速いとか、
発想力が豊か、機転がきくなどといわれるのも
この連想力の高さが関係しています。
・・・
24時間いつもというわけにはいきませんが、
わたし自身も「連想力」が高まる瞬間があります。
それは
「近所の銭湯の露天風呂に入っているとき」
であります。
また銭湯ネタか・・・と思われるかもしれませんが、
よろしければ最後までお付き合いください(笑)。
露天風呂に入っていると、
急にいいアイディアがでてきたり、
それまで複雑でバラバラに散らばっていた問題が
スーッと整理がついて行ったりする
体験を何度もしています。
なのでわたしはちょっと思考を
リフレッシュしたいときには
近所の銭湯によく行きます。
行くとかなず何らかの思考的な「成果」があります。
でも行くたびに不思議なのは、
銭湯に何があってほかの場所にないものは
いったいなんだろう?ということです。
別にリラックスだけなら
マッサージやさんや
コーヒーショップでもいい気がします。
銭湯以外の場所でもいいのかもしれませんが、
私の生活圏内で戦闘が持っている大きな特徴が
「銭湯にいると、手を動かしていない」
ことに気がつきました。
日常生活思い返してみると
いつも手を動かしている気がします。
パソコン打ったり、スマホをいじったり、
電車ではつり革をつかむし
講義中はテキストをめくり、ペンを持つ・・・。
ずっと手を動かしているな。
では少し考えを広げてみて、
手を動かく時はどんなときかというと考えてみると、
当然それは、
「何かしたいことがあるとき」
ですね。
例えば何かの講義や研修を受けている最中、
ノートを取り続けている人がいますが、
その時は、
「書きたい」という欲求があるわけです。
手を動かして書くことで
その欲求は満たされていますが、
では書きながら講義の内容を覚えているかというと、
おそらく覚えてはいないのではないでしょうか?
つまり、
「手は動いているけれど、脳は動いていない」
と思うのです。
つまり能動的に外に対して
手を動かしたくなっている最中は
脳は整理やアイディアを生み出す方向には
動かないのではないでしょうか。
逆を言えば、手を止めていると
脳は自然と内側の処理が加速するのかなと、
そんな風に思ったわけです。
湯船につかっていると
手を使う必要がないのでその状態が、
脳の「発想力」と「連結力」を
高めてくれるのかなと思います。
それから
露天風呂という開かれた環境も大切かもしれませんね。
確かに屋内のお風呂場にいるより、
無限の広さがある空の下の方が、
より思考がが柔らかくなる気がします。
こんな風に自分の脳の動きに注目してみると、
同じ自分一人でも生かし方は無限にある気がしてきますね。
まとめますと、
脳を気持ちよく効率的に動かすには
広いスペースと手を動かさないことかなと。
今これを書きながらふと思い浮かんだのが
「ガリ勉受験生」
のイメージです。
頭に八巻を「絞めて」、
狭い部屋の中で、
手を動かし続けてい勉強している・・・。
なにかわざわざ脳を動きにくくしているような気がして
苦行に思えてきました。
実際学生時代そうしてきたから、
学校の勉強が嫌いだったのかもしれませんね(笑)。
大切なのは頑張る姿よりも、
楽ばかりでないとしても
「連」と「想」をつなげることです。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「手を止めて、ゆったりできる場所はどこ?」
<お知らせ>
手を動かしながら考えると、
発想力は低下するというのが基本ですが、
色や絵や、つながりを表す枝を使うことで、
手を動かしながら連想力を引き出す方法もあります。
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