同じ経験を持つ人の話の聴き方

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いつもありがとうございます。
おはようより先に香川県とはなにごとだと思った、岩松正史です。

今回は結論からいっていうと、
同じ体験があるからこそ分かり合えることがあるけど、
逆に同じだと思いすぎると、相

手を否定することになって
しまうことがあるから
注意が必要ですよ、という話です。

基本的に人間は同じ経験がある人を
仲間と感じる生き物です。

・部活で苦楽を共にした
・職場で困難な仕事を一緒に乗り越えたとか

同じ釜の飯を食うと、信頼が増しますよね。

それ以外にも

・出身地が同じ
・趣味が同じ

とか、共通点をものもっているだけでも
親近感がわいてきます

共通点でつながっていくっていうのは、
コミュニケーションとるときの
基本中の基本でとても大事なことなんですけれども、

一方で、

同じにされてイヤだということもありませんか???

例えば、

仕事がつらくて逃げだしたい
気持ちのときに上司に相談したら、

「ツラいのはみんな一緒だ」

といわれてしまったら・・・。

ツラいなんて弱音を吐くなって、
責められている感じがしますよね。

あるいは、

「わたしも同じ経験があって、私の場合はこう対処した」

なんてアドバイスされると、
それがピッタリくるアドバイスならいいけれど、
ピッタリ来ないと、

「べつにあなたの場合なんか聞いていないと」

と思うこともあります。

こんな風にして同じ経験があることは、
いい面と悪いがあります。

また、

同じ経験しているがゆえに、
かえって信頼を失ってしまうこともあります。

例えば、いい例か分かりませんが、

ご家族が自死された方が集まる会がありまして。

みなさん大切な家族を亡くされた
というのは同じなんですれども。

ある方はご主人を何の前触れもなく、
いきなりある日亡くされたんですね。

また別の方は、

同じ自死でも予告自死で
何カ月も前から予告されていて
結局、亡くなったんですね。

そうしたら、

突然ご家族が自死された方が、
予告自死をされた方にこういったんです

「あなたは心の準備をする時間があったから、よかったですよね。私は突然だったんだから、心の整理が出来ません」って。

どう思いますか???

辛さの種類は違ってその方なりの
つらさがあると私は思うんです。

これは極端な例ですけれど、
同じ経験があるからこそ、

自分の経験と当てはめてしまって、
余計に相手の気持ちが
わからなくなることがあります。

なので、

同じ経験の使い方というのは注意が必要です。

そこで、

同じ経験というはこんな風に使ったら
いいんじゃないかなというのご紹介します。

それは、

「同じ経験は入り口としてだけ使い、あとは個人的な体験を大切にする」

同じ経験があるというのは、
同じ経験がない方には、
ぜったいに話せないことが話せるので、
出会いのきっかけを作るのにはとても役立ちます。

だから人と出会うきっかけ
として使うのにはいいんですね。

でも、

同じ経験があるとかえって同じ気持ちだろうと、
決めつけになってしまったり、
人と自分を比べたりしてしまいがちです。

それを防ぐために一度出会ったら
そのあとは同じ経験であることを脇におく。

そして、

「あなたの感じていることは、きっと私とは違うはずだ。違う部分があるはずだ」

と傾聴の共感の姿勢で、
自分の経験と相手の経験を
分けて聴いてみてください。

それが相手を大事にすることになります。

出会いはじめは同じ経験を共有する。

出会ったら相手の個人的な
体験を大切にするということです。

よかったらやってみてください。

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<<編集後記>>

先日朝の散歩から帰ってきたら
ちょうど小四の息子が起きて
部屋から出てきました。

私が「おはよう」と声をかけると息子はいきなり
「香川県ていう県ある?」
と質問してきまして。

私「あるよ。なんで?」

と訊いたら、

息子「べつに」

「べつに」もひどいけど
おはようより前に香川県はないだろうと
腹が立ったのでありました。

今日もいい1日をお過ごしください!

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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社


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