自分のことをよく知りたいと思うときには、安全な環境の中で、他の人の意見を聞いてみるというのも、いい方法。ただし、それには少し勇気が必要だったりする。
最近、講座中に趣味でやっていることがあります。
講座でもらう感想文に
「講師の岩松正史を一言で表すと?」
という項目を入れて、
印象を訊くというお遊びです。
1日(ないし2日)ご一緒したみなさんから、
どう思われているのか???
シチュエーション的には、
なかなか悪口は書きにくいでしょうが(笑)、
それでも、実際もらってみると面白いもの、
「そういう見方もあるか!」
と感心するものもあり、
クセになりそうであります。
手元にすぐ用意できるモノだけ、
まとめてみました。
・自分に挑戦し自分をこえてきた人
・とても話が分かりやすい人
・ブレない人
・研究熱心な人
・楽な人
・意識の高い人
・一言では言いあらわせない人
・イケメンな人
・人間くさい人
・人間らしい人
・自分に素直な人
・エネルギッシュでエキセントリックな人
・エネルギッシュで知的な人
・人たらし
・楽しい人
・ユニークで真摯な方
・正直な人
やはり、誉め言葉に
偏りすぎではありますが(笑)、
特に目を引くのは、やはり
「イケメンな人」
でしょう。
やっと気付いてくれる人がいたかと
嬉しくなります(笑)。
中には「人たらし」という
意味深なものもありまして・・・。
気にはなりますけれども、
「女たらし」でないだけ
よかったとホッとしています(笑)。
・・・
こういう客観的な視点から
自分を知るのというのは
大昔のプライドが高すぎた私には、
怖くてできないことでした。
そう考えると上にある
「楽な人」
というのは、
そういう雰囲気がもし
醸し出されているのだとしたら、
成長した自分を褒められている
そんな気がして嬉しいです。
とても興味深いので
このアンケートは、まだ
しばらく続けようと思っています。
・・・
傾聴の祖、C.ロジャーズはその理論の中で
実際に自分が体験している事実と
「自分はこうあるべきだ」
という、自己概念とのズレが
心に悩みを引き起こし
不安にさせるといいました。
自分が思う自分と、
実際の自分との間に
共通点が多い(差が少ない)ほど
楽に生きられるというわけです。
この両者の差を少くする方法は
大きく方法は2つあります。
1.現実を理想に近づけていく
2.理想を現実に合わせていく
実際は1と2の両方を同時に
している感じでしょうか。
でも、この2つをしようとするなら
2つの「理解」を
しながらでないとできません。
(1)自分の現状を客観的に理解する
(2)自分が自分にどう思っているか?自分の思考と心を理解する
この2つが出来て初めて、
「両者をどのように近づけていくか?」
という問いに向き合うことができます。
自分についてよくわからないうちは、
何に向き合っていいかさえ
わかりませんからね。
・・・
では、
「ちゃんと、自分を理解出来ているかどうか?」
はどう判断すればいいかというと、
一つの(でも明確な)基準として
使える方法があります。
それは、
「短い言葉で言い表してみる」
ことです。
長ったらしくしか、
言語化できないとしたら、
それは、
「分けれていない」
ので、
「分かっていない」
といえます。
このBLGOでもいつも書きますが、
「分ける=分かる」
ですから、
簡潔に分けられれば、
理解ができているといえます。
たとえば、
話しがダラダラ長い人が、
何を言いたいのかよく
分からないのと同じです。
・・・
さて、あなた自身を
短い一言で言いわらわすとしたら、
どう表現しますか???
「私は●●な人です。」
上の●●の部分を「8文字」以内で
考えてみてください。
自分の心にスッキリ通る表現が
見つかりましたか???
あるいは、チャンスがある人は、
自分以外の人に、訊いてみるのも
いいかもしれません。
客観的に自分を知るというのは、
ドキドキしますけれど、
とても参考になります。
よかったら、やってみてください。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「人を知るには、まず自分から」
私のモットーは「自分に正直」ですから、
上にあった「正直な人」という意見は、
私自身に対する正直さが、
他の方にもいい形で表れているならいいなと
うれしくなりました。
<お知らせ>
自分を知りながら、
他の人の想いも知っていく方法。
傾聴1日講座は
11月18日東京。
11月23、24日福岡で開催。
↓
http://bit.ly/2qvtDuo