練習のようで本番

人生において何が練習で?何か本番なのか?それを決めるのは自分自身しかいない。その当たり前のことを心の底から理解するのは、なかなか大変だ。

先日、趣味の

「ひとりカラオケ」

に行こうと思いまして。

その前に、家で歌う

「練習」

をして行きました。

・・・

え???

「カラオケで練習するんじゃないの?」

と思った人は、価値観の相違です。

ひとりカラオケでいつも

「得点」を競っている私にとっては

ひとりカラオケは練習ではなく

「本番」。

でも、

「行ってから何回でも歌えばいいんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、

それも私にとっては違います。

そもそも・・・、

行きたい気分でも、

実際に行ってみたらのどの調子が悪くて

歌えなかった・・・

と、いうことも過去にありました。

無理に声を出しても仕方ありません。

自宅で調子を確かめて、

よくない時は、棄権することもあります。

体調的に、気分的に

「今日は歌えそうかな?」

と確認してから

行ったほうが安心なのです。

・・・

「価値観は人それぞれ違う」。

頭ではみんなわかっているはずです。

でも、実際に自分と価値観が違う人に出会うと、

「あなたをわかりたい」

という名目のもと「なぜ?」と理由を知りたがります。

でも、こちらからしてみれば、

理由なんてわかってもらうことに

意味はありません。

こちらが

違う価値観の持ち主出ることを

「受け入れ」てもらわないと。

・・・

「理由」を聞くということは、

聞いたあとに、あなたの中の

経験、知識、価値観という分析装置にかけて

「あなたが納得したいだけ」。

「私を理解してくれた」

ことにはなりません。

価値観を受け入れるとは、

相手に対して、

「あなたが、そう思っていると100%わかる」。

「あなたにとって、それが大事だと100%わかる」。

こと。

理由は関係ないのです。

もちろん、

「わたしはその考え方に賛成だ」

という同感(同調)するのとも違います。

共感とは、

相手と自分の共通の理解を

深めることではありません。

むしろ逆。

相手と自分はまったく違う存在であることを認める。

違ってもいいということを認め合うこと。

真逆にとらえている人が多いようですが、

それが共感です。

あなたが、ひとりカラオケを

好きになる必要もなければ、

行く前に練習していく必要もありません。

でも、逆に、

ひとりカラオケに行く人に

意見することでもなければ、

「自分とは考え方が違う!」

と、訊かれてもいない意思表明を

することでもありません。

なぜ、意見を求められてもいないのに

自分の価値観を披露したくなるのか???

その自分の中にくすぶっている

「言いたくなる心理」

「自分を分からせたい、認めさせたい心理」

はどこから来るのか?

よく見つめてみましょう。

自分の中にある、

言いたくなる心理の正体

がわかってくれば、

余計なことを言わなくなり、

人を傷つけたり、

意見を押し付けたとあとで、

後悔することも減るでしょう。

・・・

カラオケだけでなく、

世の中のすべてのことは、

その人独自の価値観しかないのです。

気に入ろうが、気に入らまいがそれが事実です。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「人間関係をよくしたかったら、まず自分の心を理解する」

よく「~すべきだ!」と言っている人がいます。

でも、世の中にすべきことなど一つもありません。

あるのは「好き嫌い」だけ。

いいか悪いかに関係なく、

人は自分に心地いい方法しか選択できません。

あとは、その事実を受け入れる器が

どれだけ自分の中にあるかが試されます。

人は自分とは100%違うのです。

同じに近づけようとすればするほど、

苦しくなります。

・・・

<お知らせ>

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