いつもありがとうございます。
ソフトクリームとアイスクームの
両方を同時に食べたい欲望に負けたことがある、岩松正史です。
「目の前のことを一生懸命やる」
のは大事ですが、
目の前のことにだけしか、
考えられていない状態
というのは、あまりよくない
状態だったりします。
「終わり」を意識できていないと
目の前のことも
うまくいかないことがあります。
・・・
最近、悩み相談やキャリア支援を想定した
ロールプレイ(聴き方の実技)を
受講者さんにやって見せる機会が多いです。
時間は30分~5分くらいでまちまち。
でも、時間の長さはまちまちでも、
必ずその時間内で
クロージング(最後の締め)まで
もっていきます。
でも受講者さんに同じように、
時間を決めてロールプレイをしてもらうと、
時間内にクロージングまで
いかないことが多いです。
練習中なのでべつに、いいのでしょう。
でも、
クロージングまで行かないのはいいですが、
こう言ってしまうとダメです。
終わってから、
「もう少し時間があれば…」
「時間が少なかったので、ここまでしかできなかった」
といわないことです。
私はその人たちには、言います
「時間がたりなかったとは、言わないほうがいい」
と。
・・・
なにも2分や3分で問題を解決して、
クロージングまでもっていけと
言っているわけではありません。
5分あれば、5分なりの終焉にできるし、
10分あれば5分の2倍意味ある
終焉にできるものです。
時間が足りなかったからという人は、
初めからその時間内で
なにがなんでも終わらせよう
という意識が少ないのです。
「時間がなかったので」
「もっと時間があれば」
と言ってしまうと、
その人の成長は極端に遅くなってしまいます。
・・・
「もっと時間があれば」
「時間が少なかったから」
という人は、
別の言い方をすると、
「逆算して物事を考えられない」
という思考の持ち主ともいえます。
そういう思考は、
仕事にも、試験勉強にも、部屋の片づけにも
きっと同じ言い訳として出てくるでしょう。
その人が抱えている課題は、
時間の使い方そのものではなくて、
時間内で終わらせようという意識が少ない、
「物事への向き合い方」
が課題だったりする。
そして、その課題のが根深かったりします。
・・・
人間、誰しも目の前のことに
いっぱい、いっぱいになっているときに、
先のことなど考えれません。
「目の前のことを、一生懸命やる」
ことと、
「目の前のことに、いっぱいいっぱいになる」
ことは違いますよね。
目の前のことを一生懸命やれる状態というのは、
実は、
先のことを十分に考えられているるときのはず。
・自分なりに終わりが見えていて
・終わる時間から逆算して、今やることが決まっている
だから、
あわてずに目の前に集中できるのでしょう。
「時間があれば・・・」
ではなく、
「この時間内でどう進めようか」
と、時間内でベストを
尽くすことを先に考えるといいです。
そういうイメージを先に持っていないと
その通りには進まないし、
「時間はない」
と腹に決めて、臨むから、
目の前のことにより真剣に向き合えれるし、
だから、
結果もよりよくなるのでしょう。
何ごとも、
「時間内で必ず終わらせる」
と決めてやってみましょう。
その方がパフォーマンスが上がります。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「まず『時間があれば…』というのをやめよう」
ロールプレイの時間が
足りないくらいならまだいいです。
でも、あなたの人生の時間すら、
もう明日という時間がくるかさえ、
本当はわからないのですから。
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