返すだけじゃない「くり返し」2つの重要な意味

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いつもありがとうございます。
好きな日本語は「脱稿」、岩松正史です。

傾聴の最もわかりやすいスキルは
「あいづち」と「くり返し」
この2つです。

今回は、くり返しについてです。

くり返しは重要な
気持ちのワードを聞き取り、
言いかえせず、そのまま返します。

気持ちのワードには
形容詞だけでなく
意味は価値、ニュアンスをあらわす
気持ちのワードもある。

この辺のお話は過去に
何度もしてきました。

話し手に対する態度として
これは正しいのですが、

今の説明だけでは

「傾聴がうまくできなくなる最大の要因」

と言えるくらい
ともて大事な部分が
ぬけています。

くり返しは、相手に
言葉を返すことだけが
目的ではないということです。

では、何が必要か?

話し手と同じ言葉を使って
話し手て同じ雰囲気で
くり返しながら、

話し手の世界を
聴き手が感じよう
とすることです。

くり返しは
話し手に言葉を返しながら
同時に、自分に言葉を返しています。

話し手は、重要なワードを
返された体験をもとに
自己探求を始めます。

聴き手は同時に、
重要なワードを返す体験をもとに
相手の世界について
自己探求を始めます。

つまり、くり返しは
お互いに響かせながら
聴くから意味があるのです。

頭で考えて、正しい単語を
ただくり返すだけでは、
気づきや癒しになるような、
深い体験は生まれません。

「相手に言葉を返そう」
という意識より、

「自分に言葉を返して響かそう」
とすることが大事です。

自分に響かせる意識で
くり返しましょう。

よかったらやってみてください。

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<<編集後記>>

きのう、夏発売予定の
本を「脱稿」しました。

脱稿とは、原稿を
書き終えることです。

きのう編集者さんに送りました。

脱稿したからといって
すべててが終わった
わけではあません。

ここから編集者さんと
相談しながら、中身を
創り上げていきます。

なので、

脱稿しても全体の作業の
3、4割が完了した
というイメージですが

でも、

出版するときはいつも
この脱稿が無事できるかどうかが
一番大きなプレッシャーなので、

脱稿できた瞬間に
何とも言えない
解放感が訪れます。

料理でいえば、まずは
材料がすべてそろったところで、
料理を作るのはこれからの状態です。

大変なのはここから
先でありますが、

まずは、

富士山の4号目までは
来たということで、一休み。

今日もいい1日をお過ごしください!

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