「欲しい、欲しいは底なしです」
10年前、傾聴の師匠から言われて、
ゾッとしたので、覚えている言葉です。
当時、月4日傾聴の訓練を受けていました。
その中で、
「本当に聴ける人とは、自分が聴けない時にちゃんと自分を大事に、断れる人です」
と言われたのが印象的で、逆にホッとしました。
断る順番は、
・まず自分に誠実に
・次に相手に伝わるように
わざわざ相手から反感を買ったり、
相手を傷つけるような言い方をすれば、
トラブルにもなるし、最終的に自分が傷つくことになるので、
相手への伝え方は大事です。
でも、一番大切にすべき存在は自分。
自分を大切にできない人は、
本当の意味で他の人を大切にすることはできません。
欲しい欲しいは底なしだから
いくら与えても愛を、もっともっとと言い出します。
だから、相手から認めてもらおうとしすぎると、
自分を犠牲にしなてはいけなくなってしまい、
自分がなくなってしまいます。
してあげたい気持ちが強い人ほど、自分をなくしやすいのです。
それは、愛ではないですね。
だから、
断りにくいけれど、本当に誰かのためを思うなら、
自分をまずと守れる人でないと、本当に人のためはできません。
「欲しい、欲しいは底なしです」
あれから10年たっても
骨の髄まで染みわたっているありがたい言葉であります。
<お知らせ>
自分を大切にしながら聴く方法
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■傾聴の参考になる動画
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