傾聴の講師である私(岩松)はダイエットの講師でもあります。
自身も6年前に体重を10kg落として、6年間ずっと維持をしていました。
ところが、春からわけあって4.5キロ増えまして。
久しぶりに最近またここ3週間ほど、体重を落としています。
8月末に最高62kgまでいった体重は、今日現在57.9kg。
4100g落としました。
今回の目標は58.0kgで安定させることなので、あと2週間くらいかけて、安定化させます。
傾聴の講師が何でダイエット講師もしているのか???
不思議がられることもあります。
傾聴1本では食べていけないから、いろいろ手を出して食いつないでいるのかと心配されたり(笑)
そうではありません。
傾聴の講師である私が、ダイエットの講師もする(できる)理由、それは
「傾聴とダイエットでは成功するときの脳の使い方が同じだから」です。
どういうことかといいますと・・・。
ダイエットが失敗する人の典型的な特徴は、食べたい気持ちをガマンして押さえつけようとすると我慢できなくなりリバウンドすることです。
傾聴が失敗する人の典型的な特徴も同じで、言いたい気持ちをガマンし、押さえつけようとすると我慢できなくなりリバウンドすることです。
つまり我慢すること、心理学でいう「抑圧」が、結果を失敗に導くのが共通点です。
自分では意識化できない無意識の常識の中に
「ダイエット=食べるのをガマンすること」「傾聴=いうのをガマンすること」
という、潜在意識の思い込み(準拠枠)があるからうまくいかいないんですね。
結局、抑圧をつづけると、最後は必ず脳のリバウンド(爆発)で終わります。
では、ダイエットが上手くいくにはどうなればいいか?
「ダイエット=我慢」というイラショナルビリーフ(不合理な信念)を
「ダイエット=脳が食べたくない状態」に書き換えてあげるのです。
傾聴も同じ。
「傾聴=言いたい気持ちをガマンすること」という不合理な信念を
「傾聴=話したくない状態を作ること」に書き換えて行ってあげるとうまくいきます。
ダイエットなら「食べたくないのだから食べない」ので、体重は減り、傾聴なら「言いたくないから言わない」ので、聴くことに集中できるようになります。
(もちろんそのとき、正しい聴き方も知っていなければできませんが)
なので、ダイエットでも傾聴でも、それを伝える講師の一番重要な役目というのは、「抑圧をしたくなくなる脳の状態を作ってあげること」です。
それが出来る講師が、いい講師。
やり方、ノウハウばかり教えて、脳の整え方を教えてくれないのが、よくない講師というわけです。
スキルやノウハウというのは、不合理な信念を抱えた状態でいくら使おうとしても、自分の中にある思考のフレームを越えることができません。
「ノウハウを使いこなせる、脳の準備ができているか?」が重要というわけです。
ダイエットは簡単。
傾聴は簡単。
でも難しいというフレームを持っている人には一生ムズカシイ。
ダイエットでも傾聴でもリバウンドをくり返す人ほど、自分の内面に目を向けず、新しいノウハウばかり欲しがる傾向があります。
「趣味はダイエット、特技はリバウンド!」
みたいになっている人は、ノウハウ探しをやめて、「喜んでそれをしたくなくなる脳作り」から始めるのがおススメです。
<お知らせ>
ダイエット講座はしばらくやる予定はありませんが、同じ脳の使い方で、2日で250個以上の単語を覚えたれるようになる、「もっと覚えたくなる記憶法」の講座を10月6~7日大阪で開催します。
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http://bit.ly/2DHM6KM
聴きたくなる傾聴法の講座は毎月、全国で岩松と認定講師が傾聴1日講座を開催しています
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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)