ダイエットが失敗する人の特徴は、
「食べちゃいけない」
「●●してはいけない」
と禁止と我慢をしていることです。
我慢すると余計に食べたくなり、
まずは一口だけ多く食べ、
ふたくち、みくち・・・と。
禁止をすることは、
できないない自分を見つめることです。
そして、
できない自分を強く意識していると、
そこから罪悪感が生まれ、
心のエネルギーが弱っていきます。
逆に、
「私はいつでも食べていい人なんだ」
と思うとさほど食べたいという欲求は
起こらなくなります。
それと同じで、
対人関係について
「私は怒ってはいけない人なんだ」
だと思うと余計怒ってしまったりします。
「私はちゃんと話を聴けなければいけない人なんだ」
と思うと、余計に口を開いてはいけない意識が強化されて
苦しさが増し、結果的に余計に話してしったりします。
そして、してしまった自分に罪悪感を持ちます。
罪悪感を持てば持つほど、
同じ過ちを繰り返します。
・・・本当は、
過ちを繰り返す回数そのものが
増えているのではなくて、
そのことによって、自分を傷つける回数が増えているのです。
どちらにしても、
気がて意識がより強化されます。
逆に、
「私は、怒っても(話しても)いい人なんだ」
と思うと、
たとえ実質的にはれをする回数に増減がはなくても
「してしまった」
というネガティブな意識が減った分だけ、
心が軽くなり、それに対するこだわりが減った分は
人とのかかわりが楽になります。
日本にはどうも、
「自分を律し、反省する心が素晴らしい」
と称賛する傾向がありますね。
でも、それはあくまで結果的にそうなれば
素晴らしいということであって、
凡人である自分に、不可能は要求をして
自尊心を傷つけているようでは本末転倒です。
「自分には何できて何ができないのか?」
外の価値観に惑わされず
冷静に自分で判断しましょう。
精神分析のフロイトは、
「抑圧が人間の心の悩み根本である」
と言いました。
その通りです。
抑圧すればするほど心が苦しくなり、
余った感情は爆発しやすくなります。
抑圧の定義には
「自分では気づくことができない」
とあります。
気を付けてもコントロールはできないんですね。
・・・
脳のレベルで見れば「頑張る」と
言う言葉じりほど害があるものはありません。
先に「意欲」があり発せられた言葉ならいいでしょう。
オリンピック選手の会見など見ていて思うのは、
意欲がさきにある人は、社交辞令で
「頑張ります」といっても
周りを喜ばせるだけであって、
本人はたいして気にしていないのがわかります。
でも、一般市民である多く人たちは、
自分では到底できそうにないことに
向かい合うときによく
「頑張ります」
といいます。
これは全く意味が違います。
「我慢して、自己犠牲して頑張って見せるので、できなくても許してね。」
というエクスキューズが入っているのではないでしょうか。
奮い立たせているようでして、実は、
できない自分を見つめ、言い訳をしている。
・・・としたら、まさに抑圧であります。
「心先にありき」
社交辞令でないかぎり、
「頑張らないでいいように」
日ごろから脳と心を整えておきたいものです。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「我慢したり、頑張るから失敗する」
「やりたい気持ち」のほうが強くてはじめて、
言葉には心がこもり意味が生まれます。
心ない言葉で自分を苦しめたくないですね。
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